これも結構有名な話かな...
1845年、イギリス海軍省が初めて採用したスクリュー式蒸気船<ラトラー>号の実力を知るため、トン数と馬力がほぼ等しい外輪式蒸気船<アレクト>号と競わせました。では、スクリュー式導入の決定打となったその比較方法とは何でしょう。 1 どちらがより大きな艦船を曳航できるかを比べた 2 同時に発進させて1ケーブルを競争させた 3 同じ量の石炭を焚いて航続距離を比べた 4 両船の船尾をつないで綱引きをさせた
今月やってくるブレーメン...
外輪式蒸気船は、外輪の大部分が水上に出て推進力に役立っていないこと、左右に揺れると片舷の外輪が持ち上がり、推力のバランスが崩れること等の欠点がありました。
その欠点を解消するために水中に没したプロペラを回して推進力を得る船が、スウェーデンとイギリスで同時期に開発されました。
両船を見てスクリューに関心を示したイギリス海軍省は、1845年、トン数と馬力が等しいスクリュー式蒸気船<ラトラー>号と外輪式蒸気船<アレクト>号の船尾同士をつないで綱引きをさせました。その結果、<ラトラー>号が、2.8ノットの速度で<アレクト>号を引きずりました。その後、別の船による同様のテストを経て、スクリュー船が採用されることとなりました。
この問題に関しては補足説明無しです...(^^!
昔、何かの本で船の綱引きは見たことがありましたが、こういうことだったのですね。いかにも海軍国家のイギリスらしい合理的な方法です。今はこういうことってできないでしょうけれど、見てみたい対決ですよ。
綱引きの事は結構有名ですよね。私も是非見てみたいです。
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