コメント欄だと文字数の制限がきついので、トラバして本編で整理します。
じつはトラバ元の記事、提起している問題は明確に一点に収束しています。
曰く
このクルーズはカポタージュに抵触しているか?
です。
抵触しているならJOPAの言い分はご尤も。批判されるものではありません。
しかしながら現実は、クルーズはカポタージュには抵触しておらず、JOPAは提案書という目的不明瞭な文書をお上に上奏した訳です。
※というように私はこの事象を認識しています。
これが、提案書でなく、"意見書"とか、"カポタージュ改変に関する要望書"という形であったならば、私も"情けない"という表現は使わなかったでしょうね。
この記事に対する私の認識を覆すには...
・カポタージュに抵触している事実の提示
が必須です。
また、現時点では抵触していないにせよ、クルーズの実施には条件が不足というような事象があるのであれば、その内容と理由を説明していただかないと私の認識は変わらないと思います。
sdx**462さんはご自身のコメントの中で、"カポタージュの本来の目的に照らせば許可すべきではない"という論を展開されています。でも残念ながら、その本来の目的というのを産業保護にのみ置かれているように見受けました。カポタージュを保護の側面だけで追ってしまっては解放性の部分が抜けてしまいます。それでは鎖国と一緒です。
なぜ今回、抵触しなかったのか。
何故、ワンタッチすればOKという条件があるのか...そのあたりの議論です。
言い換えれば、自国産業の保護を達成する為に必要な条件は何なのかっていう議論ですね。
いみじくも、"ワンタッチだけでは弱い"というような説も披露されていましたが、そこを突っ込んでいただければ議論も成り立つのだろうと思います。
こういう条件が有るべきだ
っていう建設的な議論なら大歓迎です。
こう思ってる一番の理由は、提案書のなかにあるこの項目のせいなんですけどね。
国内の各寄港地で「一時上陸はしても、下船をしない」ことにより、寄港地でのオプショナルツアーに参加出来るということは、実質的に運送サービスを提供していると言えること。
これ、真面目に言っているのだとしたら、首を傾げます。
日本発着じゃなくても2箇所以上国内を寄港する外船クルーズは全部抵触することになりかねない文章ですし、同じ解釈をカポタージュを実施している他国がやったら、日本船にも同様の規制がかかることになります。少なくともアラスカには行けなくなりますね...
それは覚悟の上ということなら良いんですが...
こういう規制は、一国が解釈を実施すれば他国にも伝播しますから。(目には目を世界ですから)
可能性の吟味をきちんとして書いた文章とはとても思えないんですよね...
"言いがかり"と認識した最大の理由でしょうか...
皆様のコメント、お待ちしております。
おっしゃる通りですね。日本船のメイン顧客は、「富裕層で、日本語しか話せなくて、日本食が大好きで、大浴場が大好きで、リピーター扱いしてくれる高齢者」のはず。どんなに外国船が来てもバッティングしないと思うんですけどね、、
へき さん、こんにちは。
まぁ、ターゲット層の話は、結果的にそうなってしまっただけだとは思いますけどね。それに特化し甘んじてきたことも事実でしょう。
高齢者社会が確定してる日本では、あながち間違っているともいえない戦略なんですよね...あとは、そういった層がコスト意識を持つかっていうところだと思います。
それより若い層は、もう日本船に積極的に乗るっていうスタンスではすでにないでしょう。外へ出て行けば航空券代を上乗せしても日本船より安く乗れるんですから。
そういう意味で、おっしゃるとおりで鍵は日本船のリピータ層の反応でしょう。
だからこそ、"プリンセス"というブランドに警戒感が高まっているのだと思います。
昔昔、トーラスが神戸や福岡発着の定期クルーズをやっていた時は、何も言わなかったのにねぇ、、あれも鹿児島でオプショナルツアーやってたけど、、、
へき さん、こんばんは。
そこがスタークルーズとプリンセス、3万トンと8万トンの差なんでしょうね。
トーラスは飛鳥IIを除けば、当時でも今でも日本船と大差無いですが、サンプリンセスは世界標準(すでにスタンダードとは呼べないクラスですが)のクルーズ船ですから...
商品的魅力というか脅威度が違うんでしょう。
Legendだってやってますしね...
まぁ、相手によって態度が違う時点で公正っていう観点からはアウトっていう話もありますけど。
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