ロイヤル・カリビアン、オミクロンの影響で予約に影響が出るも2022年、2023年は好調と予想
- オミクロン変種は感染力が有意に高いが、症状の重さは少ない
- ロイヤル・カリビアンは2021年6月以降、110万人のゲストを運んでおり、陽性率は0.162%であった
- 41人が入院を必要としたが、オミクロンによるものはなかった
- 予約とキャンセルはオミクロンの影響を受けているが、2022年後半の出航は過去の範囲内で予約されている
- ロイヤルカリビアンでは、世界が現在のトレンドに適応するにつれ、当面の混乱は減少すると予想
- 2022年は好調な移行期、2023年は非常に好調と予想
ロイヤル・カリビアン・グループはこのほど、同社の経営状況とCOVID-19のオミクロン変種による影響について最新情報を提供しました。オミクロン変種は感染力が強いものの、特にワクチン接種者の間では、これまでのウイルス形態よりも重篤な症状を引き起こさないようです。2021年6月に米国でクルーズを再開して以来、ロイヤル・カリビアンは110万人のゲストを乗せ、1,745人が陽性となり、陽性率は0.162%になりました。さらに、入院を必要としたのは41名のみで、いずれもオミクロン変種によるものではありませんでした。
目先の航海の予約の減少やキャンセルの増加にもかかわらず、2022年前半の航海のロードファクターは通常より低く、2022年後半の予約は過去の範囲内で推移しています。また、一部の寄港地ではサービスの混乱に直面しており、331の寄港地のうち16をキャンセルまたは大幅に変更しました。しかし、ロイヤル・カリビアンは、世界が現在のトレンドに適応するにつれて、これらの混乱が減少すると予想しています。
会長兼CEOのリチャード・フェインは、オミクロンによる短期的な影響は、最終的にはより広範囲に及ぶが深刻ではない健康環境になると予想しています。その結果、ロイヤル・カリビアンは2022年に力強い過渡期を迎え、2023年は非常に力強い年になるとフェインは考えています。