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IACEトラベル

3.39
サヴォーナ ~ ドバイ 23日間
  コスタ・ネオリヴィエラ (コスタ・クルーズ)   2015-11-26
コスタ・クルーズ

 これはIACEトラベルの手配で、2015年11月のクルーズ旅行に行かれたお客様による乗船レビューです。

Itinerary

コスタ・ネオリヴィエラ - 2015年11月26日  乗船
11月26日 サヴォーナ
11月27日 チビタベッキア(ローマ県)
11月28日 メッシーナ / タオルミーナ(シチリア島)
11月29日 At Sea (29 Nov)
11月30日 ピレウス(アテネ)
12月01日 At Sea (01 Dec)
12月02日 アシュドッド(エルサレム)
12月03日 ポートサイド
12月04日 At Sea (04 Dec)
12月05日 シャルム・エル・シェイク
12月06日 エイラート
12月07日 アカバ
12月08日 サファガ
12月09日 At Sea (09 Dec - 12 Dec)
12月13日 サラーラ
12月14日 At Sea (14 Dec)
12月15日 マスカット
12月16日 コア・ファックカーン(シャールジャ)
12月17日 ハサブ(ムサンダム)
12月18日 アブダビ
12月19日 ドバイ

Map

Ship

地中海からアラビアへの25日間クルーズに乗船

三回目のクルーズは、少し長めの25日間コースを選びました。北イタリアのサボナからUAEのドバイまで、地中海と紅海,アラビア海を航行するクルーズです。このクルーズを選んだ最大の理由は、なんと言っても寄港地の魅力です。【ギリシャのアクロポリス】、【トルコのエフェス遺跡】、【クレタ島のクノッソス宮殿】、【イスラエルのマサダ要塞】、【ヨルダンのペトラ遺跡】など名だたる古代遺跡を巡り、旅の終わりにはオマーンとUAEの5つの港に寄る中東クルーズを一週間に渡って楽しむことができて、しかも一泊あたりの料金が海側部屋でチップ代を入れても1万円を割るのですから、これは見逃せません。

船について

設備

ネオリビエラ号は、コスタ・クルーズの中で二番目に小さな船で48,000トン。超大型船のように多彩な施設を持っているわけではなく、食事場所もメインレストランとセルフサービスレストランが各1ヶ所に、昼食時のハンバーガーコーナーと夕食時の有料ピッツェリアが加わるだけというシンプルさです。しかし、必要最低限の施設はあり、パブリックスペースも十分なので船上生活で困ることは何もありません。数年前にリニューアルしたという船内はどこも清潔で、落ち着いた雰囲気を感じました。こぢんまりした 居心地の良い船といえます。

食事

度重なる日程変更、コース変更のせいか乗客数がかなり少なく、二つあるメインレストランの一つを閉じたうえで、唯一のメインレストランもオープンシーティングになっていました。好きな時間に好きな席で夕食を食べることができるので本当に気軽です。それでもメインレストランの夕食は食べ終わるのに2時間近くかかるのが煩わしく、セルフサービスレストランで食べることが多かったのですが、どちらのレストランも満足できる内容でした。 他船と比較できるほどクルーズ体験があるわけではありませんが、今回初めてコスタの船に乗って感じたのは食事の良さでした。イタリアの船なので料理は基本的にイタリア料理です。しかし、今日はトスカーナ料理、明日はサルデーニャ料理と毎日異なる各地の料理が出てくるのでけっこう変化がありました。メインレストランで供されるその日の料理に合わせたグラスワインは一律5ユーロで、すべて各地のDOC、DOCGワインでした。イタめし好きの人には堪らない船かもしれません。 この船には有料レストランがないためでしょうか、メインレストランのメニューには数種の有料料理が用意されていました。有料と言っても、例えばロブスター料理がプラス15ユーロなので試してみる値打ちはあります。 コスタの船は食後のコーヒー、紅茶が有料だとは聞いていましたが、セルフレストランでさえ昼食時と夕食時にコーヒーマシンとお茶用給湯器を止めてしまうのですから徹底しています。しかし、朝食時と午後のティータイムでは無料のマシンを使えますから問題ありません。

船内イベント

長いクルーズでも多彩なイベントが用意されているので飽きることがない、と言われていますが、それはあくまでも参加可能な イベントが数多くある場合の話です。イタリア語講座やクイズコーナーが開かれていても、日本語はまったく役に立たないのですから話になりません。妻は何回か手芸コーナーに参加しましたが、ちょっと複雑な説明を要する作業になるとギブアップ状態だったようです。簡単なゲームや体操の類なら言葉は関係ありませんが、興味ないので参加しませんでした。結局、参加したイベントは料理のデモンストレーションと夕食後のショータイムくらいでした。海外旅行に行くたびに反省するのですが、せめて中学レベルの英語力は身に付けておきたいものです。

寄港地について

エクスカーションでは自分のペースで見学することができないので、可能な限りエクスカーションを利用しないで寄港地を楽しみたいと思っています。しかし、港から観光場所へのアクセスに関する日本語情報がとても少なく、戸惑うこともありました。エクスカーションに参加しないで観光をした町をいくつか紹介します。

ピレウス港 アテネ市内観光

ピレウス港はかなり広いので徒歩でメトロ駅に行くのは大変です。桟橋近くの広い通りに出ると市内交通チケットのブースがありました。そこで一日券を購入し、バスの番号を教えてもらいました。バスを降りてからメトロ駅までは人の流れに沿って歩けば何とかなります。メトロに乗ってしまえば、アクロポリス麓のモナスティラキ駅まですぐです。アクロポリスの共通入場券を買って、気の向くままに遺跡巡りを楽しみました。アクロポリス遺跡、プラカ地区、シンタグマ広場あたりまでの観光だったので、すべて徒歩で楽しむことができました。

マルマリス港 市内散策

トルコのマルマリスは、欧米で人気のあるリゾート地です。桟橋から市の中心まで、港湾リゾートの雰囲気たっぷりの道を散策しました。港近くに建ち並ぶカフェの裏手に要塞があり、そこからはどことなくスペインを思わせる白い家々を眺めることができました。名所旧跡の見学ではなく、街歩きを楽しむにはエクスカーションはいりません。マルマリスにはバザールもあるので、土産店巡りも楽しめます。観光客目当てで、さぞ高いだろうと思ったカフェではカプチーノが2ユーロ。カフェのフリーWifiを使って、久しぶりに日本の様子を調べました。

イラクリオン港(クレタ島) クノッソス宮殿

港からバスターミナルまでの無料シャトルバスが出る筈でしたが、出る気配がないので歩き始めました。中距離バス乗り場に隣接して市内バス乗り場あり、切符売り場でバス番号を教えてもらいました。僅か200円程度のバス代でクノッソス宮殿まで行くことができ、帰りにエレフテリアス広場で降りれば、クノッソス出土品が展示されている考古学博物館に寄ることもできます。また、イラクリオン市の中心街は考古学博物館から歩いてすぐ。聖ミナス教会から旧港の要塞前経由で船まで、いろいろ見学したり、スーパーに寄ったりしながら徒歩で戻りました。エクスカーションを利用しなくてもいろいろ楽しめる寄港地の代表例です。

マスカット港 市内観光

船から港出口までは無料シャトルバスで移動します。港があるマトラ地区だけなら、そこから徒歩で行けますが、大規模開発が進むコーロム地区の先にある超豪華なグランドモスクや、王宮や官庁街がある美しいマスカット地区に行くにはタクシーを利用することになります。現地の人が 日常的に使っているバンタイプの路線タクシーなら安いはずですが、乗り場や行き先が明記されてないため私たち旅行者にはとても分かりにくく、結局、一度も乗ることができませんでした。適正価格がはっきりしないタクシーは乗る度に不快な思いをしますが、代金の適当さを除けばいろいろ親切にしてくれるドライバーたちでした。タクシー以上の出費を厭わないなら、乗り降り自由の観光客用ビックバスがいいかもしれません。ただし、肝心のグランドモスクが圏外となります。

次回に向けて

今回は少し長めのクルーズに挑戦してみました。8日間程度のショートクルーズを陸地の旅と組み合わせるほうが私たちの好みに合うようです。次回はバルセロナを帰港地とする地中海クルーズとスペイン旅行、南太平洋クルーズとオーストラリア旅行、アラスカクルーズとカナダ旅行、などの組み合わせを考えています。

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