結婚30年の真珠婚式をお祝いしようと、人生ではじめてクルージングに参加することにしました。
このようなクルージングにずっと憧れていましたが、主人は、船旅は退屈するからいやだと言って、なかなか踏み出せなかったのです。
今回は、神戸出発であり、友達も夫婦で参加するからと誘われたので心が動きました。自分達もはじめてだけど、去年同じルートで乗った人に話が聞けるから、とのこと。ドレスコードや洗濯、船に酔ったりしないの?心配事は多々ありましたが、友達の「なんとかなるわよ。」との一言で主人もなんとか決断してくれました。
私は9日後の主人の反応がとても楽しみでした。いざ乗船してみると、映画好きの主人は大画面で見る迫力ある映像に大満足。天気が悪くても部屋で映画三昧。とても気に入ったようです。最終日にはフューチャークルーズ デポジットを納めたほど気に入ったのでした。
夫婦2組で参加できたことはとてもラッキーなことでした。奥さん同士でハワイアンを習ったり、かわいいブレスレットを作ったり。男2人はジムで汗を流したり。すべてが一緒でなくても適当に距離をとりながら本当に楽しく過ごせました。4人で乗れば寄港地でのタクシー代もお得ですし。もちろんディナーは、4人そろって非日常生活を十分味わいました。毎晩フルコース!こんな贅沢そうそうできるものではありません!
第一の寄港地、鹿児島では天文館通りにある「むじゃき」の有名な白熊のかき氷を食べることができました。2人でひとつで十分な大きさ。おいしくて大満足でした。
台湾は本当に暑かった。 第二の寄港地、基隆(キールン)で参加した台北の故宮博物院を回るツアーのガイドさんは言っていました。 「台湾は5月から10月は、真夏ですよ。」 ベテランのガイドさんで、人ごみの中でも巧みに要所要所を説明してくださったので、短い時間でしたが十分に堪能することができました。有名な翡翠の白菜を見られなかったのがとても残念でしたが、博物院に里帰りしてからまた見に来たいと思います。
第三の寄港地、高雄では、自分達4人で回ってみました。 地下鉄に乗るときコインを買う?ドキドキの経験でした。日本語を習っている若い女性と知り合い、少し中国語をかじったことのある私は、中国語、日本語、ジェスチャーのすべてを駆使して、何とか目的地に着くことができました。 蓮池潭では、蓮の花が満開で、色鮮やかな数々の仏塔を見ることができました。 しかし、暑すぎてギブアップ。次はタクシーを利用することにしました。 ここでもラッキーなことに日本語をしゃべれるドライバーさんと遭遇、冷房の効いた車内で車窓から見る景色をいろいろ説明してもらいました。
佛光山寺は遠かったのですが、行ってみる価値は十分ありました。 天井までびっしりと祀られた仏様には思わず祈らずにはいられないほどの荘厳な雰囲気でした。外にある金色に光る大きな仏像は目を引き、その周りに480体もの小さな仏像群に囲まれ、仏教徒でないわたしも敬虔な気持ちになりました。 サービスで一時間半も待ってくれていたドライバーさんに感謝しつつ、心は次のショッピングへ。長距離でも4人で割れば格安でした。
港近くの大きなショッピングモールでは日本の物がたくさん売られていました。台湾のお茶やお菓子など、欲しかったものを値切りながら楽しくゲットできました。ドライマンゴーはここのものがよかったと思います。
最後の寄港地、花蓮は、日本ととてもゆかりのある土地でしたが、日本語は全く通じず、食べたかった小籠包を逃してしまいました。マンゴーアイスは何とか食べることができました。こちらも2人でひとつで十分でした。花蓮は夜市も有名だとか。船に戻る時間が早いので、台湾の醍醐味を味わうことができなかったのがとても残念です。
主人の写真好きもあって、私も写真をたくさん撮ってもらいました。息子たち家族や高齢の母に見せたくて、たくさん撮りました。特に豪華な船旅を感じられるよう狙った夕日の中での船の景色は最高でした。
船上では、いろいろな催しがありすぎて参加しきれなかったので、次回はもっと計画的に回りたいと思います。
国際交流もひとつの魅力で外国の人に浴衣を着せるお手伝いをしました。いっしょに写真に入ってくださいと言われ、とてもうれしかったです。もっと英語が話せたらなあ!とつくづく思わされました。 ふだん運動する機会がない私ですが、ジムを体験したり、プールで泳いだり、汗だくでダンスをしたりして目いっぱい楽しみました。 朝昼晩とおいしい食事を食べていたので動けたのだと思います。
最後に、私のお楽しみはクイズでした。歯ごたえのある楽しいクイズで、見知らぬご夫婦とチームを組んで毎日楽しみました。このご夫婦は何度も乗っていらっしゃるそうで、 次回クイズで会えそうな予感がします。そうなったら、素敵だと思いませんか?