コロナ陽性反応者数を知らせるアナウンス
今日2/10の15:30ごろ、船内アナウンスがあり「新たに65名の陽性の人が分かった」ということで、私も、同乗の友人たちの反応も、社長のサプライズの補償話の喜びは吹き飛んだような感じです。 同乗の友人らにこの会社の補償方針についての感想を、個別に電話インタービューしていたのですが、このアナウンスを聞いてからは全く状況が変わり、それどころの話じゃなくなりました。
混乱する医療班
実は、16:00ごろ、私の友人の一人も現在38℃前後の状況でベッドに寝ていることを、その同室者(友人)から電話で知りました。 その同室者によると、何度か所定の船内電話に「同室者がこのような状態云々」かけても「待っていてください」だけ。 船内の医療班も大量の陽性者と次の検査対応で混乱しているのでしょう。 似たような話は、延期後、2回ほど耳にしました。
以上の実例を、仕方ない、我慢しようと思うか、自分の怒りだけで抑えるか。 外へ訴えかけるか。 これはクルーズ好きかどうかではなく、置かれた状況もありますし、その人の人生観とか、経験などが大きく左右するように思います。
全員対象の検疫検査とその後
ところで、遡って、私は、実は横浜下船直前2月4日の深夜1時頃に全員対象の検疫検査(問診)を受けました。 その時、事前に配布された問診票に「喉が痛い」旨を書いて渡し、検温(耳に温度計を当てて計る、36.3℃)して、その時はそれで終わり。 後で知ったのですが、感染すると37.5℃以上、38.0℃もザラだそうです。 翌朝、朝食をとっている時に、知らぬ間に「体調不良」者のリストに挙がっていたのでしょう。最初の採取検査グループか次のグループの中の一人だったと思います。 2人が呼び出され、20人程の列に2時間も立ったまま、通常行き来する廊下に並び、指定バルコニー室(10階?右舷)で待っている完全防護服3人に検体採取をしてもらいました。 この判定結果は、未だに受けてないのですが、その後、下船指示を受けず、船室に継続して生活しているので陰性なのでしょう。
しかしながら、検体採取した時点では陰性でも、直後の丸1日ぐらいは皆さんと同様に、普通に船内を動き回っていました。その後の5日朝7:00ごろ、船内アナウンスで「各自部屋に待機するように」という指示を受けてから待機が始まりましたので、この間に感染した可能性もあり、安心出来ません。
船員と、みんなで協力して乗り越えたい
ネットニュースでは知っていたのですが、一部の方が、不満爆発寸前のようですね。 私の12階左舷ではそのような騒ぎはありませんし、そのような光景を見たこともありません。
船上に常時連絡できる船友が9人5室(12階、11階、10階)おりますので、それぞれと連絡を取り合っています。多少の不満は聞きますが、馬鹿話。 最後に「互いに健康に注意しよう、頑張ろう」。
ただ、薬が切れそうで、まだ届いてないとしたら、と想像すると、騒ぐ人を単純に否定できません。また、シーツ類の交換が2/4以降、交換してないのは事実で、これをどの程度の不満と思うか、我慢できないのか。個人差がありますので、その怒りの差は出るでしょう。
私は、この状況では全て100%を望むことは難しいと割り切って、乗客・船員みんなで協力して乗り切ろう、と考えています。
乗客2,700人も乗船していれば、様々な価値観を持っていることも事実で、マスコミも過激な行動の映像が、訴えやすいし、分かりやすいし、そのような方もいることはネットを通じて知っています。
正しい情報を発信して
以前、この船でたまたま朝食時、香港の大学教授と同席した時に「香港の暴動が心配で下船しようかどうか迷っている」と話すと、「マスコミが過激なシーンだけ流すから、大方の場所は問題ないですよ」ということを教えてもらったことがありました。 マスコミ情報は常に事実とは限らず、時に断片的で、扇情的に発信するときもありますから注意しています。 情報社会は自分の目で確かめ、自己責任で客観的に判断しなければいけないと自戒していますが。 次回は食事とか、ストレス解消法とかテーマにしましょうか。
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