久方ぶりの名船シリーズは、"泣く子も黙る..."名船、"Queen Mary"です。
大西洋航路における旅客の減少にともない、White Starは酷く弱体化していたが、同じく英国の主要船社であるCunardも同様に弱体化していた。CunardもWhite Starも援助が必要であった。英国政府は両社の訪問を受け、調査が手配され、その結果、1933年に下院を北大西洋海運法が通過した。これによりCunardとWhite Starに950万ポンドが融資された。うち、300万ポンドが工事が遅延していたQueen Maryの竣工向け、500万ポンドが僚船向け(1940年のQueen Elizabeth)、そして150万ポンドが運転資金に振り向けられて、両社は合併したのである。かくして1934年1月1日、Cunard-White Star, Limitedが設立し、この商号は1950年まで使用されて、最後の船であるBritannicは1960年まで運航した。
Queen Maryは、伝統的な「ia」で終わる殆ど全てのCunardの客船と共に、Victoriaと名付けられることとなっていた。この決定を国王ジョージ5世に伝えることとなった時、Cunard幹部の2人であるSir Percy BatesとSir Ashley Sparkesは、バッキンガム宮殿において謁見を申し出た。北米のCunardの代表者であるSir Ashleyに、国王への話は任されていた。こう話したのだった。「国王陛下、私共は謹んで、Cunardがイングランドの最も偉大なる女王に因んで最新の最も偉大な定期船を命名することを承諾して頂きたく、ここにご報告いたします。」すると間髪を入れずに国王がこう返答された。「私の妻は喜ぶことでしょう。」とこういう次第だったのである。ジョージ5世の后は勿論"メアリー"だったわけで...
Queen Maryはご存知のとおり、LAロングビーチ港でホテルとしていまだに活用されている。 Queen Maryは単なる豪華ホテルではなく、素晴らしい博物館であり、世界で最大の海事記念設備であるということはいうまでもない。展示物の中には、古い通信室、船長室、1等のテーブルのセッティングがあり、又一方で、第二次世界大戦中の兵員輸送船時代のMaryの日々を再現したハンモックで一杯の展示などもある。
Overall Length: 1,019 ft. Gross Tonnage: 81,237 tons Date Launched: 26-Sep-34 Maiden Voyage: 27-May-36 Height 181 ft. from keel to smokestack top Number of Decks: 12 Passenger Capacity: 1,957 Officers and Crew: 1,174 Propulsion: Steam Turbines Horsepower: 160,000 Cruising Speed: 28.5 knots (55.17 km./hr.) Whistles: 3 - Steam type. Two on forward funnel, one on middle funnel
命名のエピソード・・面白いですね♪・・やはり、気品があるお船だなあ・・きちんとホテル(博物館要素を守って)として活用されているのは嬉しいですね。。(●^o^●)
skyblueさんが実際に宿泊されてます。私は見学コースを周っただけです。機会があれば泊まりたいと思っているのですが...場所が....ロングビーチって、それほど便利なところじゃないんですよね。カーニバルのLA発着のクルーズに乗るのであれば、至便なんですけど。
このデザインを見るとタイタニックを思い浮かべてしまいますね。巨大な3本の赤いファンネルも良いですね。
船の大きさはだいふ違いますけど、確かにデザイントレンドは同じ流れと言っても良いでしょうね。いわゆる由緒正しい"オーシャンライナー"です。
操舵室を見ると第二次大戦前のよき時代のオーシャンライナーそのものですね。博物館としての価値を伺うことができます。
往事の様子を上手く残しつつ、綺麗に活用していると思います。氷川丸とは船そのものの大きさも違うので、同じようにするのは難しいとは思いますが、郵船さんには頑張って欲しいです。
Qメリーですか・・懐かしいです。アメリカはLAから入りました。私が予約したホテルからこの公園(名前、忘れました)まで歩いて行ける距離だったんです。写真を撮り捲ったのを覚えています。今はどうだか分かりませんが、近くには「飛べない巨大アヒル」と言われた「飛行船」の展示館もありました。横浜在住の私は、どうしても「氷川丸」と比べてしまいます。やっぱりアメリカの本気は凄いなぁ・・って少々ガッカリしたのを忘れられません。
ハワードヒューズの飛行艇ですよね。ドームはまだ残っていますが、中はカーニバルクルーズのターミナルになっています。
美しい姿にほれぼれです。 また機会が有れば訪れたいですね。
遠くから眺めた記憶があります
あまり近くへ行くっていうのは少ないかもしれないですね。ロングビーチのメインは対岸ですし。
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