「リベルテ」繋がりで、後継船として位置づけられた「FRANCE」をご紹介。
ご存知の方は多いと思いますが、つい最近までカリブ海をクルーズしていた
NCLの「Norway」の前身です。
不幸な火災(爆発?)事故の後、修理もされず、解体もアスベストの問題でままならず
宙に浮いたままの現在を誰が予想できたのでしょう....
建造:1961 総トン数:66,348トン 船長:1035(feet) 船幅:110(feet) 喫水:34(feet) 蒸気タービン機関 速力:30ノット 乗客:1944名(First:501 Tourist:1443)
50年代半ば、French Lineは老朽化した2隻の船(Ile de FranceとLiberte)を抱え
今後の展開に不安を抱えていました。イギリスはQE2の建造を決定し、アメリカも
United Statesの姉妹船建造を決定したという話まで伝わってくるようになり、その
焦りは頂点に達していたといえるかもしれません。
アルゼンチン撤退などという、国家レベルの衰退の時期でもありました。
当時の大統領、ド・ゴール大統領は、新しい定期船が国威の高揚に役立つかもしれない
と考えたのも無理からぬことなのかもしれません。
こうした背景の下、1957年9月にサン・ナゼール(現アルストームアトランティック造船所)
で建造が開始されたのでした。
つい最近、アトランティック造船所のアーカーヤーズへの売却のニュースがありましたが その後の進展については私は把握していません。
航空機時代を迎えた時代背景の中、予想に反して「France」は最後まで大変な人気を維持
していたようです。稼働率が90パーセントを下回ることは殆どなかったとか...
しかし、運航コストは高く、当初より満員の乗客が乗っていたにしても、政府の助成金頼
りだったようです。
最後の時は、1974年にニューヨークからの横断を終えた後、突然にやって来ました。
新しい国威の象徴であるコンコルドの登場です。
1974年から1979年までに渡る長期の係船の後、前述のようにNCLに買い取られ、「Norway」
として生まれ変わります。
1990には大改装を受け、総トン数は76,049トンに。定員も最大2565名となりました。
客船は、建造された当初の姿が一番美しいといいますが、まさにその例の ひとつですね。 ファンネルが、ナポレオンが被った帽子のように思えます。
改装する時はそれなりに考えてはいるのでしょうけど.... 外観までは考えないのでしょうね。同じ設計者が手を入れるのであればまだしも、そういうことはマレでしょうし。どうしてもバランスは悪くなりますね。
惚れ惚れするスタイル! 船キチにはたまらんです。
skyblueさんは"ノルウェー"には乗られてるんですよね。うらやましいです。私はぐずぐずしてたら乗りそびれちゃいました....
私はフランス号が客船史上もっとも美しいデザインだと思います。
私も自分が撮影した船を中心にブログを書いています。
一度見てみてくださいませ!(^^)
fun*kic*i*2004さん、こんばんは。
ファンポチ、ありがとうございました。
後ほど、ご返礼に伺います。
コメントを投稿する
コメントを書く