テンダーボートの種明かし...
基隆での乗船前に撮ったこの写真をもう一度見てくださいね。
拡大してみます。
矢印の部分がちょうど我々のキャビンのあたりになります。
ね、テンダーボートの向きが逆でしょ?
このクルーズ、渡船での上陸が多いクルーズなので。
多分、その時に使ったテンダーを収容する際に、時間が無かったか何らかの理由で、前後を逆に収容したのだろうと推察します。
個人的には、前後逆でも収容できるんだなって知識が一つ増えたっていうところですが、実は不具合が無い訳ではなくて、こうやって前後逆だと、いざ実際の避難時にテンダーを降ろす際に、途中、プロムナードのところで一旦止めて、プロムナードの柵に設けられてる扉を開けて乗員や乗客を載せて、海へ降ろすていう段取りになるんですが、このプロムナードの柵が、テンダーの入り口とずれちゃうみたいで。
実際には半分くらいずれてましたね。
ウチのキャビンの前のテンダーだけではなく、そのほかでも逆になってたテンダーがあったらしく、結局、避難訓練前に、一旦テンダーを降ろして、前後の向きを変えて収納しなおしてました。
面白いものを見させていただきました。
船首からターミナルの方を見下ろします。
ビットの場所が面白いですよね。
かなり内側にあります。
基隆の街の方角。ちょうど市場のある方角ですかね。
広場の方です。
船体の中央部(一番尖ってるところ)から
右舷のプロムナード。
この船、プロムナードは同一デッキ層では一周出来ません。
船首部だけ一層上がるんです。
突き当たりに見えるテンダーボートも前後逆ですね...
旧基隆の駅舎が見えます。
何時まで使うんですかね?
その手前にコーストガード
なかなか速そう...
調べたら
CG-125「連江」
排水量:688.40トン 船質:鋼(船体)アルミ合金(上構) 長さ:65.10m 幅:11.72m 深さ:6.23m 主機:ディーゼル4基 速力:最大30ノット 兵装:20mm機銃1基、12.7mm機関銃2基 乗員数:38名
だそうな...
海保で言うと、PLとPMの間くらいですかね。
就航は2008年なので、もう10年近いんですね。
先にも御紹介したコッチはもうちょっと大きい1800トンくらい。
CG-132「桃園」
長さ:87.6m 幅:12.8m 排水量:1899トン 船質:鋼(船体)アルミ合金(上構) 馬力:7280KW x 2 就役2015年
海保のPLの小さい方に該当?
再び駅の方角へ目を戻すと...
奥に見えてる近代的な屋根の建物が、基隆の新駅舎。
左舷側へ...
手前に見えてるテンダーボートの向き、さっきの右舷側と違うでしょ?
船内に戻ります。
続く...
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