カーニバル・コーポレーション、25%の炭素削減を達成し、サステナビリティへの取り組みを推進
- カーニバル・コーポレーション、2016年サステナビリティレポートを発表
- 炭素強度を約25%削減することを前倒しで実現
- クルーズ業界における液化天然ガス(LNG)の利用を開拓
- 自社船隊に排ガス浄化システムを導入
- ネイチャー・コンサーバンシーとのパートナーシップをはじめとするサステナビリティへの取り組み
世界最大のレジャー旅行会社であるカーニバル・コーポレーションは、2020年のサステナビリティ目標に向けた同社の進捗状況を強調する2016年のサステナビリティ・レポートを発表しました。この報告書によると、同社は2005年のベースラインと比較してCO2e(二酸化炭素換算値)を約25%削減し、炭素強度の削減を前倒しで達成したことがわかります。また、カーニバル・コーポレーションは、よりクリーンな燃焼の化石燃料である液化天然ガス(LNG)を港にいる間にトラックから燃料として供給するクルーズ船を初めて導入し、LNGの使用を先駆的に推進しました。
さらに、同社は2016年末までに59%の船隊に排ガス浄化システムを導入しており、2017年に入ってもその進捗は続いています。これらのシステムは、エンジンの排気ガスから硫黄化合物や粒子状物質を大幅に削減し、同社の船舶が訪れる環境の大気環境の改善に大きく貢献しています。さらに、2016年末までに船隊の40%にコールドアイロン機能を搭載し、船が港にいる間、代替電源を使用できるようにしました。
カーニバル・コーポレーションは、ネイチャー・コンサーバンシーやビッグ・ブラザーズ・ビッグ・シスターズなどと提携し、サステナビリティへの取り組みを続けています。また、同社は2014年から5年間にわたり、ネイチャー・コンサーバンシーに250万ドルの資金提供を約束し、海洋保護活動を支援しています。これらの取り組みやパートナーシップは、サステナビリティと環境に対する同社の献身的な姿勢を示しています。