9月26日 シアトル
前日シアトル空港近くのホテルに一泊した。クルーズ船が停泊する港までの有料送迎バスを予約していたので、ホテルの送迎バスでシアトル空港に向かい、そこで港までのバスに乗り換え無事に船までたどり着けることができた。港までの道順に不安を感じていたので送迎バスの利用は正解でした。
9月27日 カナダ/バンクーバー
早朝バンクーバーに到着。早速下船して港付近を散策した。9月も末なので木々も少し色付いて秋の深まりを感じさせた。空気が澄んでいて、とても住みやすい街という印象だ。
9月30日 カリフォルニア州/サンディエゴ
下船前に船内で簡単なアメリカ再入国の審査があった。バンクーバーと異なり、カリフォルニア州最南端のこの街は夏の気候だった。しかし湿度が低いので汗をかくことはない。アメリカ海軍の軍港であるので軍艦が港に停泊している。しかし乗り物好きの私達には港近くの鉄道駅を見ることができたのが嬉しかった。
10月2日 メキシコ/カボサンルーカス
カリフォルニア半島南端に位置するリゾート観光地。
船は沖合に停泊しテンダーボートで港まで行く。ここは賑やかなリゾートで海岸沿いに遊歩道が整備されている。遊歩道沿いにはレストランや土産物屋が並んでいた。タクシーの呼び込みや土産物を売る人たちが大勢いた。初めてのメキシコということもありアメリカとの違いを感じた。
10月5日 メキシコ/ワトウルコ
メキシコ中部のリゾート地。初めて聞く場所のためインターネットで調べたが、あまり詳しい情報は得られなかった。船室のテレビで寄港地の情報を説明する番組を見ることができるが、いかんせん英語の番組なので見ても詳細な事まではわからない。船で配られた地図もあるが情報が乏しい。桟橋を渡ってすぐにレストランや土産物店が並んでいた。カボサンルーカスに比べると規模は小さいが静かでゆったりとしていて落ち着ける。小さな観光案内所で近くの街への行き方を聞いたら、タクシーでも往復6ドルで安く行けるとのこと。歩いて30分くらいで行けるようだが、暑いのでタクシーで街へ。これといった見所はないようでしたが、小さな教会の青い天井が印象に残った。
10月6日 メキシコ/プエルトチーパス
ここもまた情報が乏しい寄港地であった。船が岸壁に横付け出来て、すぐ近くに茅葺屋根の建物が建っている。この建物の中に土産物屋が周囲を囲っていて、真ん中に舞台があり現地の男女が歓迎のダンスを披露していた。往復10ドルを払いシャトルバスで45分くらい乗ってタパチェラ市に向かった。グアテマラ国境近くの街のようです。町中心部の広場でバスを降りた。近くの教会、市役所、マーケットを見学。人がひっきりなしに通り、音楽が流れていたりして賑やかです。帰りのバスを待つ間オープンカフェで一休みする。物売りや、物乞いが席を廻っていた。(小さな子供まで居た)この国の現実を垣間見たようだ。
10月8日 コスタリカ/プエルトカルデラ
港には倉庫みたいな建物があり土産物を売っていた。それ以外はこれと言った建物もなく、コンテナの積出港といった感じを受けた。今日は事前に予約していたトロピカル列車とジャングルクルーズのエクスカーションに参加した。乗り物好きの私達が楽しみにしていたツアーでした。豪華とは言えない列車はプランテーションや小さな集落を見ながらゆっくりと進む。列車を降りジャングルクルーズが出る場所までバスで移動。ここで一休み。果物と飲み物が提供された。二十人くらいが乗れる船でマングローブのジャングルの中を往復1時間位廻りクルーズは終了。今回のツアーは期待していたのとは少し違ったように感じた。
10月10日 パナマ運河横断
今回のクルーズでのハイライトであるパナマ運河横断では、普段開放していない4階の舳先を開放し、運河を見学できると前日の船内情報誌に載っていた。朝5時に起床し舳先に行くが既に大勢の人がいて一番良い場所を陣取ることができなかった。パナマ運河は太平洋側に2つの閘門があり、中央に人造湖であるガツン湖、大西洋側(カリブ海)に1つの閘門がある。閘門(水門)で水位を調節(上下)することによって、船を行き来させる。午前6時、パナマシティに架かるアメリカ橋を通過。しばらく行くと第一閘門のミラフローレス閘門に進む。我々の船の前方には既に水位を上げた貨物船が見えた。船は止まったり進んだりとじれったい程ゆっくり進み、ガツン湖の水位と同じ高さまで上昇する。湖の回りは緑豊かなジャングルでアマゾンのジャングルクルーズもこんな感じかなと想像してみた。午後大西洋側のガツン閘門で水位を下げカリブ海に出た。通過に半日近い時間を費やした。
10月11日 コロンビア/カルタヘナ
最後の寄港地であるコロンビアのカルタヘナは世界遺産にも登録されている旧市街の街並みや要塞がある観光都市である。午後0時の下船で出港は午後4時と4時間しか観光時間がない。桟橋からほど近い場所にターミナルの建物があり土産物が買える。隣にはちょっとした鳥が主な展示の動物園もあった。私達はカルタヘナの旧市街を見学するためタクシー乗り場に行った。タクシーは片道25ドルと相場が決められているようで、この場所を仕切っている人がこのタクシーに乗れと指示していた。コロンビアの土産を買う時間もほしかったので、タクシードライバーに2時間50ドルで旧市街地観光を交渉した。このドライバーがとても親切な人で、ガイドになって旧市街の主な観光場所を効率よく案内してくれた。旧市街地はヨーロッパ風の建物が建ち、よく整備された綺麗な街並みであった。治安に不安もあったが現地のドライバーと一緒に歩いていたので少しも不安を感じなかった。ここは期待以上に大満足でした。滞在時間が短いと感じたほどだ。
10月14日 フロリダ州/フォートローダデル
朝食を済ませ8時過ぎに下船開始。エバーグレース国立公園観光およびマイアミ空港までの送迎を予約していたので比較的早めの下船となった。
今回のクルーズはハリケーンの季節でもあったので心配していたが、天候に恵まれ大変満足でした。