クルーズとの出会い
クルーズの世界へようこそ! 私とクルーズとの出会いは、若き日に外航商船の船舶通信士として約8年間勤務した中で、地中海航路に乗船中、ギリシャのピリウス港で大型客船と出会い、いつかは仕事でなくお客として、このような客船で船旅がしたいという思いがあり、それが定年退職の記念に横浜発着のクルーズに夫婦で参加し、その思いが実現したのです。
それ以来すっかりクルーズファンになってしまい、年に3~4回出かけていますが、そのたびに新しい出会いや再会があり(今回、サンプリンセス・ボイジャーオブザシーズで同乗した2組のご夫婦と2年振りの再会がありました)、それも楽しみの一つになっています。
今回は、長崎三菱造船所で竣工した日本生まれの「ダイヤモンドプリンセス」での3回目のクルーズに参加し、その思い出をまとめてみました。
横浜での乗船
荷物は、横浜大桟橋入り口近くのヤマト運輸山下町営業所止めで送ってあるので、自宅からはパスポート等乗船に必要な書類を持って出かけ、同営業所で荷物を受け取っての乗船である。
大桟橋待合室に到着、荷物を預けてから、今回韓国でのMARSの影響で健康質問票の記載内容が変更になったため、ここでの作成となり、かなり混雑していたが、同書類を作成後、30分程度で手荷物チェックを受けて船会社のチェックインカウンターで手続を済ませ、クルーズカード(部屋の入出キーと船内でのクレジットカード)を受け取って14時頃乗船しました。
船上での楽しみ
ダイニングでの夕食時に、毎日キャビンスチュワードがベットメイク(朝晩2回)時に船内新聞「プリセスパター」を配布してくれるので、就寝時前には、必ずこの船内新聞を読んで、翌日に自分が参加できるイベントをチェックしておき、当日はこの船内新聞を見ながら時間と場所を確認して様々なイベントに参加しました。
毎日、船内のいたるところでイベントが開催されているので、のんびりとしている暇がなく、全長290メートルの船内を忙しく動き回っているので、移動するだけ、結構な運動量になるのではないかと思います。
朝食後、フィットネスジムで筋力トレーニングをしてから、各種イベントに参加、イベント終了後は、ジャグジーやサウナで体を休めてからの夕食となります。 夕食後は、シアターでの様々なショーを見てからディスコダンス等のイベントに参加していたので、部屋に戻るのは毎日0時頃となってしまいました。
今回参加したアクティビティイベントは次のとおりで、プリンセスのロゴ入りの様々な景品をたくさんゲットすることができました。
- ・紙飛行機にチャレンジ
- ・輪投げ大会
- ・船内探検ゲーム(様々な職種のクルーの方々からサインをもらうのと同時に船内の指定された物品を収集してくる)
- ・カーペットボール
- ・シャフルボードトーナメント
- ・モーニングクイズ
- ・$1000宝探し等
食事
メインダイニングは5・6デッキに計5か所あり、今回は5デッキのサボイダイニングルームが乗船時に指定されました。 また、夕食時だけは、指定されたダイニングで時間(今回は2ndシーティング19:45~)とテーブルNo.(215)までが決められています。 メニューは、日本語で書かれているので使用している食材等が分かり安心してオーダーができます。
美味しそうなメインが複数あれば、2つでも3つでオーダーすることができますが食べ過ぎに注意が必要です。 それでなくとも下船時には必ず体重が増えていますので!ですので、2人でメインを3つオーダーして、それぞれシェアして食べるのも一つの方法かと思います。女性陣には、デザートも数種類ありますので、どれにしようか迷ったら、迷わず欲しもの全てオーダーしてしまうことをお勧めいたします!
朝食には、和定食がありますが、サラダ類が少ないので、私は、14デッキのビュフェスタイルの「ホライゾンコート」でサラダを食べてからダイニングで和定食をいただくのを常としていました。 このほか、14デッキには、ピザ・ハンバーガー・アイスクリームをオーダーできるエリアがありますので、昼食時やプールで泳いで小腹がすいた時に利用するとよいでしょう。
お酒を飲まれる方は、有料になりますが、船内9か所に様々なバーありますので、利用して下さい。私は、お酒は全く飲みませんが、生バンド演奏やダンス等が好きですのでホイールハウスバーやスカイウォーカーズ・ナイトクラブをよく利用いたしました。
その他、有料のレストランが海寿司・サバティーニ・スターリングステーキハウスがあり、予約の上カバーチャージ25ドルで食べ放題です。(海寿司は予約なしでメニューによる料金)以前サバティーニを利用しましたが、船内で知り合った友人たちと美味しく楽しい時間を過ごすことができて大満足でした。
マスト等に掲げる旗
元船員ですので、つい船に掲げる旗に目がいってしまいます。で、船に掲げる旗について少し説明したいと思います。船首には、「社旗」船尾には船籍のある「国旗」が掲げられ、ブリッジ(船橋)上のマストには、自国の「国旗」入港する国の「国旗」パイロット(水先案内人)が乗船していれば赤白の「H旗」、入港時の検疫検査が済んでいなければ黄色の「Q旗」、パイロットの乗船を希望する場合は黄色と青のまだら模様の「G旗」燃料補給中は赤の「B旗」等が掲げられます。 興味のある方は、入港時、マストに掲げてある旗を是非ご覧下さい。
私の好きな場所
18デッキ後方にあるスカイウォーカーズ・ナイトクラブです。ここは21時からの営業で、それ以外の時間は、ほとんど訪れる人がいないので、静かに本を読んだり、船の航跡を眺めながのんびりと過ごすことができます。後方のエレベータを利用して16デッキ降りて、さらに乗り換えて18デッキで降りると、素晴らしい船の航跡を見ることが出来ます。
夜は、ディスコでショーを見て船内イベントが終了すると、ここへ行って、年甲斐もなくディスコを0時頃まで楽しんでいました。
最後に
これを機に一人でも多くのクルーズファンが増えることを願っています。