6月にクラウン・プリンセスで、シアトル→終日航海→ジュノー→スキャグウェイ→トレーシーアーム→ケチカン→ビクトリア→シアトルを巡る7泊8日のアラスカクルーズに行ってきました。
各地の港では何隻もの大型クルーズ船と遭遇し、クルーズシーズンの到来を感じました。 アラスカは涼しいを通り越して寒い時もあったので、日本から軽めのダウンジャケット・裏地フリースのパンツ・、タイツ等の防寒着を持って行ったのは正解でした。帽子付のウィンドブレーカーは、雨や風の中でも両手があくので双眼鏡やカメラで景色を楽しむときに大活躍しました。 船内のショップでも暖かそうな上着や双眼鏡も販売されているのでこだわらなければ現地調達も可能です。 各寄港地では地名入りトレーナーやパーカー、ニット帽も売られているので、お土産にもいいですし、購入して早速着用されている方も大勢見かけました。
出発地のシアトルは穏やかに晴れて、船上からはマウントレーニアがきれいに見えました。
初日から一気に北上するので揺れを大きく感じました。
霧が出ていたからなのか、汽笛を沢山鳴らしていた気がします。 その後の揺れはさほど気にならず、船酔いもせず快適に過せました。 ジュノーではエクスカーションに参加して、メンデンホール氷河の上を歩きました。 天気によってはヘリコプターが飛べずに中止になってしまうこともあるらしいので、ツアーが催行されて本当に良かったです。 氷河に降り立ったときはちょっと怖くてヒヤヒヤしましたが、足元と目の前に広がる氷河の迫力と美しさに圧倒されました。
港の近くにある地元で人気のキングクラブのお店には長蛇の列ができていたので、今回は断念。「蟹食べたかったな~」と思っていたら、その晩のメインダイニングのメイン料理にキングクラブを発見!!即決でオーダーしました。すごいボリュームでとっても美味しかったです。
スキャグウェイではホワイトパス列車に乗りました。座席指定ではないので、ちょうど空いていた進行方向左側の一番後ろの席に座ったら大変眺めが良かったです♪
車両連結部にあるデッキに出るのも近かったので吹き飛ばされそうな風を感じながら絶景を堪能できました。車内はすっきりしていて無駄がなく、窓も大きいので車窓からも十分景色を楽しめます。 みんなが景色を楽しめるように、帰りは左右の座席を交換することになっているので席取りに慌てる必要はなさそうです。
港から歩いて行ける大通りには、ゴールドラッシュ時代にタイムスリップしたのかと思うような素敵な建物が並んでいました。
トレーシーアームでは穏やかなエメラルドグリーンの内海をゆっくり航海し、細く続くフィヨルドを抜けながら、今か今かと南ソーヤ氷河が見えてくるのを待ちました。海面に浮かぶ氷塊は吸い込まれるようなグレイシャーブルーでとても美しかったです。氷の上に白頭鷲がいました!
遠くの谷間に南ソーヤ氷河がチラっと見えただけでも感動しましたが、クルーズ船はどんどん近づくことができ、ついに氷河が海に突き出すような光景を目にすることができました。迫力ある滑落も見られて大興奮!!!
ケチカンには朝早く到着したので、インフォメーションで地図をもらい静かなクリーク沿いの道を「トーテム遺産センター」まで歩きました。向かう途中で誰にも会わずちょっと不安になりましたが、無事到着し5ドル支払って施設内を見学、帰りはフリーシャトルでダウンタウンまで戻って来ました。
クリーク通りを散策し、土産物店ではスモークサーモンを色々試食しました。
ビクトリアは19時到着、23時出航ということで、「暗くて危ないんじゃない?お店は開いているのだろうか?」と心配でしたが、外はまだまだ明るくダウンタウンの店は大体開いていましたし、観光用のおしゃれな馬車も多く見かけました。
花壇にはカラフルな花が溢れ素敵な建物が並ぶインナーハーバーはクルーズ客だけでなく、多くの人で賑わっていました。
船内でもアラスカクルーズの特別プログラムが沢山行われ、クルーズ気分を盛り上げてくれました。 アラスカの食材を使った料理には「Regional Flavors of Alaska」というマークが付いているのでわかりやすいですし、地元のお店とのコラボメニューもあり、食事も大変楽しめました。
今年はプリンセス・クルーズが創業50周年とのことで、アニバーサリーのイベントやメニューもあってダブルで楽しめました。新プログラム「チョコレート・ジャーニー」のために作られたデザートは格別に美味しかったです。
北に行くほど昼間が長く、日の出が4時前で日の入りが22時近くという状況に初めはすごく妙な感じがしましたが、慣れてくると「旅行の時は明るい時間帯が長いと何だか得した気分になるな~」と思いました。