IACEクルーズ事業部の方にお世話になり、3月6日~16日の間、バルセロナ発着10泊11日のカサブランカ&カナリア諸島へのクルーズに、名古屋から熟年バックパッカー2人の個人旅行で参加しました。そしていつもクルーズ前後に近隣を周遊しますので、今回も先ずリスボン3泊→マドリッド2泊→バルセロナ2泊→このクルーズ10泊→ミュンヘン3泊が全行程です。クルーズ船は約8万トン、乗客約2千人、うち日本人は、私たち以外に東京から30名弱、大阪から20名弱の団体が参加していましたが、圧倒的に熟年夫婦が多かったですね。
今回の目的は何と言っても憧れの「カサブランカ」
1940年代制作のあの同名映画でのシーンが忘れられず、ロケ地の旧市街とその中にあるRick's cafe へ行って主役のハンフリー・ボガードになりきってきた至福の時でした。ここには同じような目的で世界からファンが訪ねてくるようで、店で出逢った熟年女性に「貴女はイングリッド・バーグマンそっくりだね」と言ったら、ガハハハ・・・ととても喜んでいましたよ。Cafeの雰囲気やもてなしもとても粋で素晴らしく、今でもその感慨が蘇ってきます。またカサブランカ市内は2~3年前に開通した最新鋭のトラムが縦断し、100円程度で乗り放題、市内見物にはもってこいで、ここがアフリカとは思えない新旧が混在する面白い街並みでした。
そして名前だけしか知らなかった「カナリア諸島」
景観や雰囲気は感動モノです。ここマデイラ島:フンシャルはヨーロッパの著名な避寒地だとか・・・、船上から見る景観はとてもカラフルで綺麗、落ち着いた街並みはリスボンとは全く違った顔を見せてくれます。テネリフェ島:サンタクルスではトラムに乗り終点まで30分、16~7世紀の建物や街並みが残る世界遺産 La Laguna を散策あるいはCaféでビールを飲みながら暫し過ごしました。街全体が見所となっておりとても綺麗、行き交う人も皆親切でとても印象深いところです。
クルーズ終盤に寄港したスペイン:マラガでは、ピカソの生家を訪れたり、有名な市場やワインハウスで他国の旅行者と一緒に楽しんだりしました。 今回の全行程20日間ほど、天候に恵まれ一度も傘の世話にはならず、また寄港地では3月でも日差しが強く肌が痛いほど、しかし日陰は一転、肌寒いくらいの寒暖差を感じ、とても心地よかったです。
私たちが過去参加したクルーズは、カリブ海、バルト海、地中海に加え今回4回目でしたが、クルーズ会社による船内システムやサービス内容に大きな違いは感じられませんでした。クルーズは日常から離れて贅沢な時間がゆったり過ぎる別世界、最高ですね。何れも船内ではフレンドリーなもてなし、充実したエンターテイメント、高級ホテル並からファーストフードまで選択肢の多い食事、そして日光浴をしながら本を読み・・・、寄港地では自由気ままな観光やショッピング、現地の人との交流など、パック旅行では味わえない刺激やときめきが多くの感動につながり、旅の楽しさ・面白さにどっぷり浸かっています。
そして今年8月後半も、IACEからシアトル発着の7泊8日のアラスカクルーズに参加することにしており、氷河やフィヨルドの大自然を満喫してきたいと思っています。途中、バンクーバーやサンフランシスコ近辺の周遊も含め、現在調査・計画中で、既に旅は今から始まっています。楽しみですぞ~。