旅の始まり
8月下旬にIACE社から「クルーズお得情報」のメールでこのクルーズを紹介されて実行を決断して、IACE社の南さんのご手配で楽しいクルーズを体験しました。
一回目/カリブ、二回目/バハカリリフォルニア、そして今回で三回目のクルーズ体験でしたが、今回の出発地がカナダのケベック到着地がニューヨークと違っていましたので一抹の不安がありました。
格安な航空券とケベックに4前泊、ニューヨークに2後泊を含めて南さんの万全の手配を受けて9月29日デトロイト乗り継ぎの出発でした。出港地ケベックの紅葉は少し早かった様ですがオルリアン島での一泊と郊外のドライブでは9分咲きの紅葉を満喫しました。
クラウンプリンセスに乗船
初日乗船地のケベックでは昼過ぎに乗船、早速に船内で昼食、明日夕刻出港までの一日半を再度下船して市内観光が楽しめました。(このクルーズでは乗船日にケベック到着でも十分間に合うスケジュールです)
ケベック港は旧市街の目の前、お城の様なシャトフロントナックホテルから見下ろすセントローレンス川の景色は寄港中の3隻の大型クルーズ船と紅葉が始まったオルリアン島を遠望する素晴らしい眺めでした。
クルーズ全般
113000トンのクラウンプリンセス号は3000人の乗客を乗せてセントローレンス川を下りニューイングランドの港を訪ねる旅は大型客船の豪華な設備と航海中の揺れもほとんど感じないクルーズを提供してくれました。
このクルーズ11日のスケジュールは中1日の終日航海日を除いて、毎夕4~6時に出港して翌朝7時頃次の寄港地に入港との繰り返しでした。各寄港地では船内で募集している現地ツアーが盛り沢山ありましたが、人気コースは早めの売り切れが続出する為に事前に購入された方が安心です。
食事はバラエテイーのとんだバイキングレストラン、4か所あるフルコースレストランでは時間指定の/時間指定の無い(2か所)/有料の美味しいレストランの自由選択制です。その他ハンバーグ、ピザ、サラダ等のお好みビュッフェもあり、早朝から深夜まで営業しています。
私ともは朝昼はバイキング、軽食。そして夜は時間指定の無いレストランの入り口で毎夜お好みの(1回目についた日本語が話せる)ウエーターを指定して(このシステムは公式にはできない)彼の担当席に座り「今日のリコメンド料理は?」とメニュー選びの苦労が皆無のデイナーでした。結果的にはウエーターも喜んで毎夜接待してくれました。
この船の乗客3000人の内日本人乗客はあとひと組の女性を含めて計4人だけ、レストランメニューでも日本食は皆無のクルーズでした。その他の乗客はカナダ、アメリカ人の老夫婦が中心で、特に目立つ傾向として、他の交通機関での旅行は困難であろう肥満症の方と障害をお持ちの方が多く(これは前回乗船のバハカリフォルニア/クルーズも同じ)参加されている。この事は家に閉じこもりがちな我が国の方々にもお勧めできる旅行形態である事を実感できる旅でした。
航海中2夜のフォーマルデイ、この時とばかり着飾った老夫婦!、普段着の胸にちょっとバラの花でおしゃれした老夫婦!、アメリカのカジュアル船の乗客は「普通の田舎の老夫婦が乗客」と肩の張らないクルーズ。この雰囲気が私も好きです。
毎日繰り返される寄港地での下船観光は、フイヨルド海岸のサグネイ、ニューイングランドの田舎町シドニー、タイタニック号ゆかりのハリファックス等々沢山の寄港地には想い出に残る景色と町の様子が満喫できました。