今回のクルーズのための事前準備は下記の通り。
①モベルのSimカードを購入。使用中のSimフリースマートフォンでテストしたけど何の設定も不要で使えた。また、元のSimカードに入れ替えたら設定なしで使用可能。クルーズ中も設定なしにすぐ使えたので便利。但し、陸から離れた洋上では使用不可。パソコン用に船内インターネット使い放題を申し込んだ。キャプテン・クラブ・メンバーという2回目以降の客には10%割引。 海外パケット放題SIMカード 海外で、パケットとSMSが安心定額。 140以上の国で、パケットとSMSが使い放題! 通話も60円/分のお手頃価格 通常の海外パケ放題とは違い、設定ミスで追加料金がかかるようなことはありません。
②長いクルーズなので添付写真の本を用意した。読んだらすべて捨てる。
③航空券は、AF(エアーフランス)Cクラスの特典航空券。JLのマイルで発券。関空からパリ経由1時間の待ち時間でバルセロナに飛ぶので便利。 一番前の座席なので壁まで足が届かないほど広い。斜めのフルフラットシートになる。当便B777-200は新シートではないが帰路のパリ・成田間B777-200ERは新シートになっているという、楽しみだ。食事内容もかなり良い。アメニティは何色かあったが文句なく赤いものをもらった。提供されるお菓子の箱もおしゃれ。 クルーズは昨年の6月に予約した。理由は、JALマイル利用の特典航空券の予約開始日にあわしているから。特定の日、特定のルートをCクラスで二人分予約するのはかなり困難です。よって予約開始日から数日内に予約する必要あり。
5月8日
MKシャトル(乗り合いタクシー)615に自宅へ迎えにきて関空へ 関空1055・CDG1635、AF291、Cクラス(JLマイル使用の特典航空券) CDG1755・バルセロナ1955、AF1248、Cクラス(JLマイル使用の特典航空券) バルセロナのホテルは、エアルーム・バルセロナ・エアーポート byプレミアム・トラベラー(空港ターミナル内ホテル)電話:+34-933-758600
■クルーズ船:セレブリティ・イクノス(秋分・春分)号 (部屋にはスパークリングワインのボトル、オードブル及びフルーツが置かれていた)2009年就航、12.2万トン。ちなみに戦艦大和は排水量72,809トン (満載時)。
西地中海クルーズ1日目
バルセロナ空港から空港バスで市内のカタルーニャ広場まで移動。ピーク時は5分間隔でどんどん出発するのでたいへん使いやすい。@5.9ユーロ(約725円)。下車したらタクシーの列が待っているので先頭車に乗ったら女性ドライバーで港の名前を行ったらすぐにわかってもらえた。 チップ込みで15ユーロ (港に入るチャージ込み)約1845円。 規定のチェックイン時間よりかなり前の午前10:30着だが、すでに準備はできていてタグをホテルでつけていたのでタクシーから降りてすぐに荷物を預けることができた。写真のように広いチェックイン・カウンターもガラガラなので手続きがあっという間に終了。 今回のクルーズは下記特典が適用された。お酒をたくさん飲みたい方なのでうれしい特典。ボトル入りの水もすべてただ。
西地中海クルーズ2日目
午前8時トゥーロン港に入港。 少し離れた埠頭に停泊したため、トゥーロン港までのボート・サービス料として@15ドル必要(約1620円)。 ヴィクトル・ユゴー作『レ・ミゼラブル』では、主人公のジャン・ヴァルジャンがトゥーロン刑務所に 入っていたことになっており、ここを出所することから彼の波瀾に満ちた人生の幕が開ける。 ミュージカル『レ・ミゼラブル』が大好きな私はトゥーロンに一度は行ってみたかった。 また、コルシカ島(Corsica)で生まれのナポレオンは砲兵士官に任官すると、まもなくフ ランス革命が 始まった。革命のさなか南フランスの港町トゥーロンで王党派の反乱が起こり、その鎮圧軍に従軍した。トゥーロンには王党派を支援するイギリスやス ペインの 艦隊が停泊していた。ナポレオンは港を見下ろす高地から敵艦を砲撃して追い払い、反乱を鎮圧した。ナポレオンはこの功績で一挙に砲兵隊司令官へと 昇進したことでも有名な地。
この日は、1回目のフォーマルディで着物とタキシードに着替え、フレンチ・レストランMuranoに出かけた。やはり、男性はタキシード姿が多い。このレストランは、内装もすばらしいがサービスレベルも一流レストラン並み。目の前で調理してくれるロブスターがおいしい。デザートはクレー プにアイスクリームを包み+付け合わせの大きなイチゴを目の前で調理して出してくれる。 なかなか楽しい時間を過ごせたと思う。ワインもBeverage Classic Packageが早期予約特典でついているので、スパークリングワインも含めすべて無料となった。
西地中海クルーズ3-4日目
カンヌ港に入港した日からカンヌ映画祭がスタート。映画関係や報道関係のIDを首から提げた多くの人々が行き交って華やかな雰囲気だが有名俳優に会うチャンスは我々にはない。 カンヌ国際映画祭は世界三大映画祭の一つである。開催期間中は、メイン会場を始め各映画館では映画が上映され、見本市では各製作会社によるブースでプレゼンとパーティが行われる。これから公開される映画はもちろんのこと、予告編しかできていない映画やまだ脚本すらできていない企画段階の映画までが売り込みに出され売買される。このマー ケットでどれだけ先にヒット映画を予測し買い取るのかがバイヤーの腕の見せ所でもある。 この日は鉄道(SNCF)でニース方面へ3つ目の駅アンティーブに行ってみた。片道@3ユーロ(約369円)。アンティーブ岬 の北 にある城壁に囲まれた旧市街にピカソ美術館がある。1946年にピカソがこの城に滞在した時の作品を中心に展示されている。タリフには書かれていないがIDをみせてシニア割引はないかときくと黙って半額の3ユーロ(約369円)にしてくれた。地中海を見下ろす素敵な場所だ。
クルーズは4日目
鉄道で山の方(北側)に5駅目のグラースに行ってきた。片道@4.4ユーロ(約541円)。駅についたけど、 観光案内所は山の上の旧市街にしかなく地図を置いていない。いなか町なのでタクシーもない。どうしようかと思ったら市バスが来たので旧市街に行くかと訊いたら行くとのことで飛び乗った。@1.5ユーロ(約184円)。 インターネットで検索したグラースの記事は下記の通り。グラースには香水に関わる企業が60もあって、3500人もの雇用を生み出している。 グラース市の公式スローガンは「世界的香水の首都」!これも大げさではない様で、グラースの香水産業はフランス全体の香水産業の収益の 50 パーセントを占め、世界全体の収益の10パーセントをも占めるという数字がでている。 フラゴナールのブティック(観光案内所でもらった割引券を提示すると10%引き)があり、さらに少し下がるとフラゴナール歴史工場と香水美術館がありこちらでも香水の歴史を英語のガイド付きで無料見学できる。このフラゴナールのブティックは、本当に素敵な店 で工場出荷価格とのことで日本価格の約3分の1で買える。
さて、この日はクルーズ船への最終テンダーボートが15:30発なので、帰ろうと思い観光案内所で訊いたらバスはストライキなので歩いて駅まで行けといわれた。徒歩15分くらいとのこと。でも曲がった小さな道が続くので駅まで行けるかかなり不安だった。地図にメモをしてもらい、歩 いていたら若い男子学生2名に出会ったので駅までの方向をきいたら難しいのでわかりやすいところまで案内してくれるとのこと。 鉄道は1時間に1本しか列車がないので、乗り遅れたら大事、やはり自分たちではかなり難しかったと思う。これでもし鉄道がストライキまたは事故になったらクルーズ船に乗り遅れていたかも。
この日の夕食は、定番のレストランSilhouette 、3-4階にあり指定席、我々が行かなくてもクルーズが終わるまで席は確保されている。フルコースをいくら食べても無料、Silhouetteでの食事は3回、メインとデザートまで食べたのは1回きり。後の2回は前菜のみ。 要するにカジュアル船の定番レストランとセレブリティのそれとは同じレベルだと思う。違いがあるのはスペシャル・レストランとビッフェ・レストランの違いが極端にあることだと思う。
西地中海クルーズ5日目
Livorno港(イタリア)に入港。中部イタリア西海岸のピサの近く。 Livorno港には、ホーランドアメリカラインのOosterdam(2003年就航 8.2万トン)とプリンセスクルーズラインのRoyal Princess(2013年就航 14万トン)が停泊中。 満室なら2800人くらいの乗客だが、日本人は我々だけ。全体の99%は白人でシニアまたはリタイヤ層の白人夫婦が大多数。1%がアジア人。 午前中に無料のシャトルバスでLivorno旧市内の中心部でおろしてもらい、2番バス(@1.7ヨーロ、約209円)でLivorno中央駅 へ。 TRENITALIA(イタリア版JR)でピサに行ってきた。往復切符で@5.2ユーロ(約639円)。1時間に1-2本のローカル列車 で27分だ。 ピサ中央駅から徒歩30分ほどでピサのシンボル斜塔(鐘楼)とドゥオーモに到着。たくさんの観光客でにぎわっている。 2カ所まわれるチケットが@7ユーロ(約861円)。ドゥオーモと斜塔共白い大理石を使った美しい堂々たる姿。洗礼堂は反響音の美しいので有名だが、係員が一人で歌を歌ったらまるでコーラスをきいているような響きだった。帰りもピサ中央駅まで歩き、列車でLivornoへ、1番バスで旧市街へ移動して無事シャトルバスでクルーズ船に帰ることができた。
西地中海クルーズ6-7日目
6日目午前8時、フランス領コルシカ島Ajaccioに到着。2回目の訪問でもあり、ナポレオンが洗礼を受けたという教会と生家付近を散策。 7日目午前8時、イタリア領サルデーニャ島Cagliariに到着。 サルデーニャと言えば羊、と言うぐらい伝統的に放牧が盛んで、それから作られるぺコリーノ・サルドPecorino Sardo(サルデーニャのぺコリーノチーズ)は有名だ。コルク樫の栽培の他、荒野というにふさわしいその土地ではブドウやオリーブも栽培される。 シャトルバスで港の入口までおくってもらい、旧市街を観光することにした。丘のてっぺんに旧市街があるので坂道をあがって歩き回った。
西地中海クルーズ8日目
終日航海日。 どこにも寄航せずに航海が続く。 イタリアのジェノヴァ出身コロンブスは、インドへの新しい航路を発見するために西へと航海を続け、さまざまな苦難に直面した。激しい風雨、食料や物資の不足、行けども行けども尽きない大海原・・・失意の日々が続いても彼は決してあきらめず、航海日誌には毎日同じ一文を記した。 「今日も航海を続けた。」この言葉が好きだ。そしてついに、彼はアメリカ大陸を発見した。 今夜は2回目のフォーマルディ、イタリアン・ステーキ・レストランTuscanに出かける。 前回と同様、全面ガラス張りの船尾海側席が用意されていた。 前菜は、クラブケーキ。中身は蟹がぎっしりつまっている。メインは、熟成肉を長時間低温加熱したTボーンステーキ。22オンス(約660グラム)。特別料理の追加料金19.8ドル(約2138円)。 前回は、同じ熟成肉だが炭火焼きで骨のない柔らかな肉だった。これは18オンス(約545グラム)。肉の追加料金16.5ドル(約1782円)。 プロセッコ約1本と赤のグラスワインをもらったが、飲み放題特典で無料。
今回のクルーズでの船内での支払額は、247.01ドル=約26,677円(1泊あたり 2,667円)このほとんどが船内のインターネット使い放題の金額。 寄港地におけるみやげもの以外の支出はゼロ。水もお酒も食事もすべて船内のものでまかなかった。Shore Excursions(寄港地における観光ツアー)もゼロ。観光はすべて公共の鉄道、バス、船を使った。アマルフィーへの観光もSalernoからの定期船に乗っていった。片道@8ユーロ(約984円)。約35分。
5月19日
チビタベッキア港から鉄道(1回乗り換え要)で空港へ 無料シャトルバスで乗り換えセンターまで、すぐに乗り換えてチビタベッキア駅 まで2ユーロ(約246円)。 駅から乗り換え駅まで45分、 RomaTrastevere駅で空港線に乗り換え。30分で到着しました。鉄道運賃は11ユーロ。なお、乗り換え駅では 地下通路までのエレベーター、及び空港線5番へのエレ ベーターが設置されているので重たい荷物を持って階段を上下する必要はありません。 船手配の空港シャトルバスは@75ドル(約8100円)と高額なので独力で行くことにした。 ローマ1745・CDG1955、AF1305、Yクラス ターミナル3にあるibis Paris CDG Airportホテル泊
5月20日
CDG1355・成田+830、AF276、Cクラス(JLマイル使用の特典航空券)、下記は前菜。
5月21日
成田1150・関空1320、MM312(LCC、ピーチ)@5,620円。 MKシャトル(乗り合いタクシー)で帰宅(客が二人だけだったので自宅へ直行、ラッキー!!)