カーニバル・コーポレーション、インターポールと提携し、I-Checkitシステムによるセキュリティ・スクリーニングを強化

世界最大のレジャー旅行会社であるカーニバル・コーポレーションは、INTERPOLとの提携により、グローバルな事業展開において高度なセキュリティ・スクリーニングを導入することを発表しました。これにより、カーニバル社は、全世界の乗客チェックインプロセスをINTERPOLのI-Checkitシステムと統合した最初の海運会社となりました。I-Checkitシステムは、175カ国から6900万件以上の記録を保有するINTERPOLの盗難・紛失旅行書類（SLTD）データベースに対して、旅行書類情報をスクリーニングする安全な方法です。

今回の提携は、カーニバル・コーポレーションのプリンセス・クルーズ4隻で3カ月間のI-Checkitパイロット・プログラムを実施し、34,000件の旅行書類をSLTDデータベースと照合し、成功を収めたことによります。この試みは、世界のクルーズ産業のセキュリティを強化するシステムの能力を実証するものでした。その結果、インターポールの総会は、カーニバル・コーポレーションが北米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアの10のクルーズブランドでI-Checkitの展開を拡大することを可能にする決議を承認しました。

カーニバル・コーポレーションは、INTERPOLと提携し、I-Checkit技術を採用することで、安全・セキュリティ・プロトコルを強化するとともに、寄港地におけるセキュリティ・スクリーニングの世界標準を確立することを目指しています。I-Checkitシステムは、乗船前および乗船中にSLTDデータベースに自動的に問い合わせを行い、旅行書類の紛失や盗難が報告されていないことを確認することができます。プライバシーとセキュリティを保護するため、このプロセスで個人情報にアクセスしたり送信したりすることはありません。