今回のクルーズ旅行を計画するにあたって下記の条件がありました。
① ヴェネチア発着のクルーズであること。
② サントリーニ島に寄港するクルーズであること。
③ 出来ればコトルに寄港するクルーズであること。
④ そして会社の盆連休に合わせるため、8月10日出発の7泊8日のクルーズであること。
いろいろと調べるとこの条件に完全に一致するのはセレブリティシルエット号、条件③を除外すればMSCファンタジア号と言うことが分かっていました。 11ヶ月の息子も一緒なので、カジュアル船であり18歳以下の子供の乗船代金無料のMSCファンタジア号がプレミアム船であるセレブリティシルエット号より金額的に断然安いと思いつつ、昨年QM2の手配でお世話になったIACEトラベルさんに問い合わせました。 すると意外にもセレブリティシルエット号はキャンペーン価格があり、息子の分や各種税金・チップ等含めて、MSCファンタジア号よりトータルで断然安い料金があるとの回答でした。これが決め手でセレブリティシルエット号で即決定しました。 今回は初めてのセレブリティクルーズでしたが、食事も美味しく寄港地も見どころ満点で、本当に満足いくクルーズでした。 本当に良いチケットを手配して頂きIACEトラベルさんにはとても感謝しています。
ヴェネチア
今回のクルーズの出発地ヴェネチア。 学生時代に訪問して以来、18年ぶりの訪問。 今回は関西空港からカタール航空のドーハ経由で前日入りし、ネットで予約したローマ広場近くのホテルに宿泊。 前回は鉄道でヴェネチア訪問したので空路でのヴェネチア入りは初めてでしたが、ローマ広場行のバスも難なく見つかりスムーズに市内入りすることが出来ました。 窓の外は運河という、いかにもヴェネチアらしいロケーションのホテルに大満足。 出港当日も乗船時間までは時間あるので、朝から市内散策。 ホテルからサンマルコ広場まで行きは市内散策しながら徒歩で移動。帰りはヴァポレットで戻ってきて、ヴェネチアを陸と海の両方から満喫した。 下船後も飛行機出発までの間、再びヴェネチア観光を満喫し、ローマ広場からバスで空港に移動。 ドーハ経由で関西空港へ。
船上からのヴェネチア遊覧
今回のクルーズの目的の一つである船上からのヴェネチア遊覧はとても楽しみにしていました。出港前から多くの人がデッキに出てきていて、やはりこのクルーズのハイライトなんだと実感しました。そして今回のクルーズでもう一つの候補だったMSCファンタジア号が一足早くヴェネチアを出港。ヴェネチアの街並みの中をビルが移動しているようでした。そしてMSCファンタジア号を追うようにセレブリティシルエット号もクルーズターミナル(No.107&108)を出港。始めは上部デッキで見学していたが、途中から8階の自室に戻りバルコニーから見学。(今回は運よく左舷側のバルコニーだったので、サンマルコ広場・ドゥカーレ宮殿をじっくり見ることが出来た)ジューデッカ運河のこの高さから見られるのはクルーズ船ならではの視点で、とても印象深いものでした。
出港があれば、入港もある。クルーズ最終日は日の出前のヴェネチア入港を一目見ようと、早朝からデッキに出る。出港時は人で一杯だったデッキもまばらに何人か人がいる程度。こんなに素晴らしい光景なのに、欧米人はやはり早起きが苦手なようだ。デッキ最後部から東側を望むと空の色が黒から藍色、藍色からオレンジ色へと次第に変わっていくのが手に取るように分かった。昼のヴェネチアとは違った魅力あふれる光景でした。
そして出発時と同じクルーズターミナル(No.107&108)に6時過ぎに接岸。その後しばらく経ってMSCファンタジア号も入港。
コトル
今回の旅で唯一初入国となるモンテネグロ。8年前の旧ユーゴスラビア諸国訪問の旅では、時間切れで訪問できなかったコトル。今回そのリベンジをやっと果たすことが出来ました。複雑に入り組んだ入江(ボカ・コトルスカ)をバルコニーから眺めながらコトルに向かう。
コトルは中世の城壁都市で、現在も旧市街はその城壁に囲まれてその佇まいを現在に残した世界文化遺産に登録されている。コトルでは沖合に停泊してテンダーボートで上陸。港の目の前がそのまま旧市街の入り口。
旧市街は12世紀創建の古い教会がいくつもあり、クルーズ船からの観光客で賑わっていました。旧市街観光後は近くの海水浴場へ。背後にセレブリティシルエット号を望みながら息子と水遊び。11ヶ月の息子にとっては初めての海水。少し水温が低めで、息子には少々冷たかったようだ。
サントリーニ島
今回の寄港地の中で最も楽しみにしていたのがサントリーニ島。こちらもコトルに続いてテンダーボートで上陸。オールドポートから上にあるフィラの町まではロ―プウェイかロバか徒歩での移動となる。我々は徒歩とロバに分かれてフィラを目指した。ガイドブック通りの美しい街並みに、噴火湾に浮かぶクルーズ船、どこを撮影しても絵になる光景だ。更にローカルバスで30分程度のイヤの町に移動。絵葉書やガイドブックで見た通りの素晴らしい光景にさらに感動。本当にここまで来て良かったです。
ピレウス(アテネ)
アテネの外港ピレウスに寄港。ギリシャ最大の港だけあって、船が頻繁に出入りしていてとても活気がある。アテネ市内までは路線バスを乗り継いでシンタグマ広場まで移動。アクロポリスを観光し市内唯一のデパートのカフェで昼食。パルテノン神殿は以前訪問した時は大規模修復工事中だったので、今回初めて全体を眺めることが出来た。
カタコロン(オリンピア)
今回のクルーズ最後の寄港地。カタコロンからオリンピアまでは船会社のチャーターバスが出ているのは知っていたが、鉄道に乗ってみたかったのでまずはカタコロン駅に向かった。一応事前に調べた所時間が定かでないが、オリンピアまで一日一往復ギリシャ国鉄の列車が走っていることが分かっていたので、これにかけて鉄道で往復することにしていたが、予想はばっちり的中して問題なく鉄道でオリンピア往復することが出来た。
オリンピア遺跡では、古代競技場や神殿跡、オリンピックの採火式が行われる場所等を見学した。東京オリンピックの採火式もここで行われると思うととても感慨深いものを感じました。
フォーマルナイト
クルーズ中最大のイベントであるフォーマルナイト。この日だけは普段ラフな服を着ている我々も着飾ってフォーマルナイトの雰囲気を楽しんでいます。普通の旅行ではなかなかこのような機会は無いので、クルーズの大きな特徴だと思います。ディナー後は毎日趣向を凝らしたショーが行われており、普段なかなか見ることが出来ないないので、これもクルーズ中の大きな楽しみとなっています。
子連れ旅行はクルーズがお勧め
今回は11ヶ月の息子と同伴でしたが、年齢別の遊戯スペースがあったり、ベビーベッドの用意があったりと何一つ不自由することなく、クルーズライフを堪能することが出来ました。又、船内にはいろいろな所に寛げるスペースがあるのも、息子にとっては良い遊び場となり、本当に快適に旅行することが出来ました。その他にもおむつ替えの場所を探す手間や、いつでもビュッフェに行けば離乳食に出来る食材や熱湯があり、本当に助かります。これもクルーズの大きなメリットだと思います。