7月3日から8日までダイヤモンドプリンセスで「横浜発着!気軽にクルーズ長崎釜山」のクルーズ旅行にモニターとして参加させていただきました。
私は両親と参加しました。今回クルーズは2回目でしたが、1回目は3年前にイタリア発着のクルーズに参加して、出発地までが遠かったことや、日本語スタッフが乗船していなかったため船のアクティビティや寄港地ツアーで英語での意思疎通が苦労した思い出があり、また両親も高齢になってきたため大好きな旅行をあきらめなくてはならない状況になっていました。 ダイヤモンドプリンセスは日本発着クルーズ船として、日本人の好みを大変よく取り入れているとの情報を聞き、ぜひ参加したいと申し込みしました。
7月3日新幹線で新横浜まで行き、関内からタクシーで大さん橋国際客船ターミナルまで行きました。
すでにダイヤモンドプリンセスは入港しておりとても大きな船でわくわくして写真を撮りました。 入国手続き、チェックインもスムーズに済んで、家族で日本発着は楽だねと話ました。船の旅はスーツケースを持ち歩くことは基本的にないからです。楽な理由は他にもスーツケースを家からターミナルまで送ることができることです。私たちは帰りに宅配を利用してターミナルから家まで送ってもらいました。 私が特に印象に残った点は、日本人の乗客が多く、車椅子利用の方やご高齢の方も多かった点です。船の何部屋かが車椅子の方仕様になっているそうです。それはとても重要なことだと思いました。また私の両親については、毎日のラジオ体操や船の中を探索したり、普段は行くことのないジムに行って体を動かし良い経験が出来ました。
船の中のアクティビティは書ききれないほどたくさんあり、参加したくても時間が重複しており、旅行中はのんびりというより忙しかったです。船の旅のイメージはのんびりだと思われがちですが、私は、普段あまり聞くことのない生演奏やショーを見ることができるので見逃したくないと思いました。その為、1日中船の中を移動していましたが大変楽しかったです。それと比較すると両親は高齢なのでのんびり過ごしていました。
ショータイムの一例ですが、4日目にダイアン吉日さんの落語を初めて聞いて面白くて衝撃を受けました。落語は敷居が高い感じがして関心も薄かったのですが、船の場合、チケットもとることなく気楽に聞きにいけて、オープンな雰囲気で良かったです。ダイアン吉日さんの英語版の落語もありこちらは外国人の乗客の方が参加されていましたが、内容も変えてあり面白かったです。
ダイヤモンドプリンセスは外国人スタッフが多いのですが、日本人スタッフや日本語を話せるスタッフもおり、かなり外国船を感じず過ごすことができました。食事のメニューが日本語で助かりました。レストランのウエイターは細かいメニューの質問やオーダーは日本語での会話は難しく、そこは英語力の必要性を感じました。
食事は朝食と昼食は14階のビュッフェでとりました。朝はおかゆ、ご飯、味噌汁があって、これはイタリアでのクルーズ船にはみられなかったので良かったです。お昼も日替わりでラーメンそれも味噌ラーメンやとんこつラーメンなど毎日違ったものを提供してあり、ひやむぎ、そうめんなど日本の食事をとることができたのは良かったです。
思い出に残った食事は船内のイタリアンレストラン、サバティーニに家族で行ったことです。予約は早くとられることをおすすめします。東京にもありますがそちらではかなり高額になると思われましたが、船内のサバティーニは一人25ドルで好きなメニューを注文できました。味も本格的でロブスターののったパスタは思わず写真をとってしましました。父も2人前はあるかと思われる牛のステーキをおいしいといって食べました。デザートも芸術的でした。
寄港地では長崎、釜山を観光しました。釜山では韓国語はわかりませんでしたが、自分たちでバスのチケットを購入して市内を周遊しました。長崎では、グラバー園で世界遺産に決定したという日にNHKの取材クルーにインタビューされ、インタビューは放送されませんでしたが、横顔がお昼のニュースで流れました。貴重な体験をしました。ちょうどグラバー園から三菱重工の造船所で新しいクルーズ船をつくっているところが遠くからみられました。このダイヤモンドプリンセスもそこで造られたものなので感慨深かったです。
このクルーズ船での旅行は6日間でしたが、充実したものになりました。
個人旅行では興味のあることしか見向きもしませんが、クルーズ旅行は音楽、スポーツ、工芸、落語など幅広く触れることができて、新たな興味もわきました。 次回は、コースをかえてまた参加したいと思いました。船のスタッフ、関係者の方には感謝したいと思います。