ハワイというのは難しい土地で...まずアメリカということで、クルーズ船にはカポタージュ規制という関門があります。これを避ける為に、以前NCLはキリバスという"外国"にワンタッチするハワイ定点クルーズを実施していた訳ですが、コレに加え、さらにギャンブル禁止......
ハワイというのは難しい土地で...
まずアメリカということで、クルーズ船にはカポタージュ規制という関門があります。
これを避ける為に、以前NCLはキリバスという"外国"にワンタッチするハワイ定点クルーズを実施していた訳ですが、コレに加え、さらにギャンブル禁止というハワイの州法があるのです。
このため、クルーズ船といえどもカジノを営業する事は出来ず、NCLはわざわざカジノを撤去した船をこのハワイクルーズに投入していたのです。
その後、アメリカのカポタージュ規制は若干緩和され、外国製の船であっても、乗員がアメリカ人で、かつ船籍がアメリカであれば、ハワイ国内クルーズをしてもよいということになりました。
それで出来たのがNCLアメリカという会社と、プライドオブアメリカな訳です。
上記の理由によって、プライドオブアメリカにはカジノがありません。
乗員も全てアメリカ人です。
つまりハワイ海域専用の船な訳です。
※開設当初、改造船も一隻あった(プライドオブアロハ)のですが、こちらはカジノを休止ということで対応していました。今はありません。
他社はこういう船を持っていませんし、アメリカ人の乗員だけの船もすぐには実現できないので、ハワイを寄港地としてクルーズをする事は出来ても、ハワイ周遊だけのクルーズを組む事が出来ないのです。
ちなみにプライドオブアメリカ以前にハワイクルーズをしていたNCLスターという船は、ハワイクルーズを離れると同時にカジノを新設され、他の海域で活躍しています。