私個人の推測がかなり入っているので、回答を書こうか迷ったのですが、議論の一つになれば良いと思い、あえて回答を書いてみます。本業の船舶業界の方の追加説明があれば感謝します。カボタージュ制度の堅持日本船には、カボタージュ制度の縛りが入ると理解していま......
私個人の推測がかなり入っているので、回答を書こうか迷ったのですが、議論の一つになれば良いと思い、あえて回答を書いてみます。本業の船舶業界の方の追加説明があれば感謝します。
カボタージュ制度の堅持
日本船には、カボタージュ制度の縛りが入ると理解しています。基本、内航の物流の維持を目的としたカボタージュ制度を海外の外航船と諸にバッティングするクルーズ客船業界にどこまで厳密に適用するのか、多少の議論になっていますが、海運におけるカボタージュ制度の堅持は、日本だけではなく各国でも行われていることであり、多分制度の維持は堅持されるで称し、クルーズ船への適用も続くのではないかと感じております。
カボタージュ制度による制限
外国船を使ったクルーズが、日本近海の外国にワンストップするのは、内航船でない実態が必要となっているためであり、逆に、日本の国内クルーズは日本船3隻に独占されているのは、このカボタージュ制度の元で日本船籍の船に限られているからと理解します。
カボタージュ規制には色々な制限がかけられており、調べると膨大な資料になりますが、基本的には日本の安全基準を適用し、日本船員にて運行されているという高コスト体質があるからです。カジノができないこともその一つです。日本船が高いのは、船会社の理由ではなく、規制の問題だと思いますが、それと同様に、規模によるコスト削減に乗り切れない日本のクルーズ業界の規模があると思います。
カボタージュの簡単な説明は、内航海運組合のWeb他色々出ています。興味のある方は調べてみてください。ウィキペディアでカボタージュで検索するとわかりやすい記載があります。
内航海運組合Web
http://www.naiko-kaiun.or.jp/union/union10.php
米国の類似の規制
ハワイの島巡りクルーズが、NCL AmericaのPride of Americaの独占状態になっているのは、アメリカのカボタージュであるJones Actに寄るものと理解しています。日本船ほどではないですが、ハワイ島巡りも割高になっているのは、このカボタージュの問題であり、アメリカで作った船による就航に制限がかかっていることがあるのではないかと思いますが、確かめたわけではなく想像の域を出ませんので、ご存知の方訂正があれば宜しくお願いします。この件も、インターネットで調べると色々出てきます。