ポナンの帆船クルーズから東京へ戻り、すぐに予約を入れたのがアテネ発のリリアルの旅。
このクルーズ最大の目玉は宮崎駿作品で有名となった密輸者の入り江ザキントス島ナバホビーチと、切り立った断崖スレスレに通過するスリルを味わえるコリントス運河である。どちらも写真を眺めるだけで心が躍る景勝地である。
残念ながらザキントスは昨今の観光客増加による環境破壊を懸念して、ギリシャ政府よりクルーズ船の出入り禁止令が出され、直前にイドラ島へと寄港地は変更になった。ショックは大きかったものの、そこを癒してくれるのもクルーズの旅。この落胆などほんの取るに足りないものとなる旅が待っていた。
リリアルは前回の帆船とは全く規模も趣向も異なる。客室も122部屋と多くはないが顔が見える人数でもない。規模は決して大きくないもののシアターがあり毎晩ショーも繰り広げられる。このクルーズはマジシャンによるエンターテイメントも予定されている。
帆船に続きリリアル、そして2018、2019と連続でポナンを予約してあるのは、カジュアルな居心地居のよさがあるからだろう。中国海運大手に買収されて間もない獅子の港、ピレウスよりリリアルの旅は始まった。
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