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クルーズマンズではじめよう
少々個人的な見解になってしまうことをお含みおきください。
現在のホーランドアメリカラインの中でも唯一移籍の船で、その経緯に付加価値があると考えています。
プリンセンダムは1988年、当時クルーズ業界でも有名なロイヤルバイキングラインのフラグシップ、「ロイヤル・バイキング・サン」として誕生しました。
1994年、ロイヤルバイキングラインが解体された際にキュナードが買い取り、「キュナード・サン」として就航します。
1999年、カーニバルがシーボーンとキュナードを買い取った際に移籍させ、就航します。
2002年、ご存じの通りホーランドアメリカラインに移籍し「プリンセンダム」として就航します。
3万9千トン弱と現代では小型船の括りである船体でキール運河を通れる全高を持ち、ホーランド特有の落ち着いた雰囲気と、かつてのラグジュアリーさを併せ持ち、小型船ならではの行き届くサービスがちょっとお高くとまってる感じですね。
また、前述した通りラグジュアリークラスの船会社がポンポン出てくる中で移籍をし、付加価値が高まっているのではないかと考えます。
この船も残念ながら今年の夏まででお別れです、今夏からドイツのフェニックスライゼンに売却され、アメラと改名予定になっています。
フェニックスライゼン(※)と言えばロイヤルバイキングライン時代に同じ艦隊だったロイヤルバイキングシー(現アルバトロス)が居るので、ちょっと昔に戻ったような気もします。
※初代飛鳥(現アマデア)を運航している会社と言った方がピンと来るかも知れません
とまぁ、こんな理由でホーランドアメリカの中でも特別視されてしまう(必然的に高くなる)のも無理はないかと思います。