Q&A

クルーズ客船の仕組み(性能や造船技術)について詳しくなりたいです。素人が体系的に学ぶために、おすすめの書籍や情報源はありますか?

投稿日 2018/09/124
この質問について質問日 2018/09/12質問者
kana
@kana

回答

yotajii
@yotajii
投稿日 2018/09/174

一番のお薦めは、ShipPaxの「GUIDE」っていう本なのですが...
2000年に発刊された"GUIDE 00"に始まって、今年、"GUIDE 18"が出てます。

これ、日本では入手が難しくて...

以前は神戸にあった海文堂さんで手に入ったのですが、その海文堂さんも今はなく...

通販もあるのですが、売り先が法人格でないとダメなんですよね。

一応、URLを書いておきます。

https://www.shippax.com/

後はちょっと古い本ばかりになりますが、

「進化する船 シップ・オブ・ザ・イヤー 15年の記録」
* 編集:(社)日本船舶海洋工学会
発行:海事プレス
ISBN4-905781-31-0

「船 この巨大で力強い輸送システム」
* 野澤和男 著 (工学博士)
出版社: 大阪大学出版会 (2006/09)
ISBN-10: 4872591550

「図解・船の科学」
* 著者:池田 良穂 (著)
出版社: 講談社
ISBN-10: 4062575795

「まるごと! 船と港」
* 著者:森 隆行
出版:同文館出版
ISBN 978-4-495-57861-9

「知ってビックリ!船の大疑問」
* 出版社: 河出書房新社(KAWADE夢文庫 K799)
ISBN-10: 4309496997

古い本ばかりなので、絶版になっているのもあるかもしれません。
古本屋なども合わせて探してみてください。

追伸
最近出た本が白眉です。
是非ご一読を。

https://www.shuwasystem.co.jp/smp/book/9784798056777.html

fukuyama
@fukuyama
投稿日 2019/06/192

どのレベルまで詳しくなりたいかで随分変わりますb
船舶開発設計者の私の立場で言えば、【船舶海洋工学シリーズ】をお勧めしますが、あくまでプロになりたい人の本ですし、クルーズ船に特化した仕組みの本は無いと思います。
ですが、ダイヤモンドプリンセスや、ネオロマンチカなどの【推進機関】を持っている船に対し、現在続々と竣工、完成しているクルーズ船最新モデルは、実は【エンジン】というものを持っておりません。全て【電動】なんですb
説明を始めると長くなるので概略だけですが、発電機という内燃機関を持ち、そこで電力を発生させて推進プロペラのモーター駆動や船内の電力を賄うという【統合制御】を行なっていますb
推進効率も良く、船体形状やレイアウトの自由度も高く、省エネにも繋がる=経費削減になる=利益増加という、クルーズ船にはうってつけのシステムですb
それを聞いたでけでも難しく、また日々発展を続けているのが造船技術なので、基礎を知る事も重要ですが、フレッシュな情報を得たいものです。
結論は…まずはひたすらネットでググって最新のクルーズ船舶造船事情を把握する事をお勧めします。その後、より知識の深度を高めたいと興味が沸けば、書籍の方の目を向けては如何でしょうか。

minamiku
@minamiku
投稿日 2019/06/211

Wikipediaを使ったネットサーフィン

出版物もいくつかありますが、学んでいく上では、疑問に対して主体的に回答を見つけていくという意味で、Wikipediaを使ってネットサーフィンをするのが一番だと思います。

ダイヤモンドプリンセス

例えば、ダイヤモンドプリンセスですがWIKIを使って引くと、三菱重工製でサファイヤプリンセスが姉妹船であることが判ります。それ以外にもいろいろな情報が出ており、建造費まで判ります。船級はLRになっている。船級って何だろう。LRって何だろう。どんどん調べていけます。興味を持ったことだけ調べればよいので頭に入ります。

統合電気推進

調べていくと、機関は統合電気推進になっていて、バルチラのディーゼル4基とGEのガスタービン(LM2500)が主機になっています。どういうことか、統合電気推進に飛ぶと、ダイヤモンドではありませんが、その図示があり、プロペラが電気モーターで動いていることが判ります。

ガスタービンとディーゼルがつながっていることが、ガスタービンLM2500+が環境対策として装着されていることが、さらにLM2500が汎用のガスタービンで航空機転用であることも、Wiki上でLM2500に飛んで行ったらわかる訳です。LM2500の元になった航空機エンジンはB-747や767に使われている一昔前のエンジンであることまで理解が深まります。

ということは、船の機関室は基本的に発電所になっているのか。というところまで発想が進めばかなりの知識となります。

本を読むより知識を得るにはインターネットの活用が簡単で、かつ頭に入りやすいと思います。 主機の話をしましたが、同じように推進器に調べが行くとポッド推進器のことが判ってくる。このように芋ずる式に知識を深めると船の大枠が見えてきます。

jun
@jun
投稿日 2019/06/201

技術に関してでは無く客船の歴史に重点が置かれているのと個々の船のデータに乏しいのが難点ですが、九州急行フェリーの社長を務められた野間恒氏が書かれた「豪華客船の文化史」は一読に値すると思います。

現在は2008年に改訂された「増補 豪華客船の文化史」NTT出版(定価3,200円+税)が、理工学書籍に強い大きな書店に行けば置かれている可能性が高いかと思います。