朝、船長から「ラッキーなことに」との放送があり、予定されていた町から遠い新港ではなく、徒歩圏内にある旧港に停泊しました。旧港はパニエ地区というマルセイユの下町近くにあり、中心部までは15分くらい歩いたかと思います。そこからプチトランというミニトレイン型の観光バスに乗り、山の上にあるノートルダム大聖堂へ行きました。中の壁や柱には赤と白の大理石が縞模様を作り、天井などの金銀の彩色がとても美しいです。また 眼下を見れば、マルセイユの赤い屋根、青い海、白い岩肌の島々と、トリコロールのパノラマが拡がっています。
出港時には、「モンテ・クリスト伯」の舞台となった城のあるイフ島近くを航行し、遠くに大聖堂の尖塔を見ながらマルセイユを離れました。