クルーズ各社のグループ化も勿論要因として大きいのですが、実は造船所の統合というか寡占化も小さくないと考えています。

大型船を作れる造船所はグループとしてみると、もう世界で２つしかないと言ってもよい状態になっています。

一つがドイツのマイヤーベルフト。もう一つがイタリアのフィンカンティエリです。

フィンランドのアーケルや、フランスのアトランティークもすでに傘下企業でしかありません。

RCIやNCLグループはマイヤー系への発注が多く、カーニバル系はフィンカンティエリが多いのが現状ですかね…

それぞれの標準系をベースにするので、骨格が似たような新造船が量産される結果となります。

勿論、高騰する建造費用を少しでも削減しようと言う発注側の思惑も小さくないですけどね。

バリエーションでしょうか…

メインダイニングは各社それぞれ思い入れがあると思うので、同一クラスの船社での優劣を単純には語れないと感じていますが、ビュッフェは明らかに拘りがあると感じてます。

特に目の前で調理してもらえるメニューの豊富さは、明らかに他社とは違います。

朝食のワッフルやベネディクト、昼食のパスタやサンドイッチ、夕食ではステーキもオーダーでの提供です。

皆さん、それぞれでしょうね...

古い船、新しい船、思いで深い船、etc...

私はこの船です。

ロイヤル・プリンセス（現Phoenix Reisen　"Artania"）

写真はプリンセスからP&Oに移る直前に最後のクルーズで寄港した長崎でのショット。私のお気に入りです。

ご存知の方も多いと思いますが、三菱がクリスタルハーモニーを造る時に参考にした船でもあり、現フレッドオルセンのバルモラル（旧Royal Cruise LineのCrown Odyssey）と基本設計思想を同じくする船でもあります。

プリセンダム（いわずと知れた旧Royal Viking Sun）とともに、現代に続くクルーズ船の基礎になった船だと思ってます。

クルーズでは我が家は極力「クマのぬいぐるみ」を買い求めるようにしているのですが...

そんな中、買い求めた中にこんな物が...

2匹写ってると思いますが、実はどちらも同じ船上で買い求めた物です。

船はRCIのLegend of the seas。

向かって右側のクマはちゃんとLegend of the seasのTシャツを着てますが...

左側のクマのTシャツを良くご覧ください。そこに書かれているのは...

"Carnival Legend"

なのです...（＾＾；）

よりにもよって最大のライバル会社の製品を売ってるなんて...

まだ"Carnival Legend"には乗ったことが無いので... 宝物です。

リクエストをいただいたので。

いままでチャーターで乗船したのは、国内は阪急、JTB旅物語、広電の3社。 海外だと台湾の旅行社に拠るチャーターに便乗した日本の旅行社のパック旅行に２回参加してます。埋め切れなかったキャパの切り売りだったんでしょうね。

国内で良かったのは広電だけですね。 とにかく広電のスタッフが良く働いてましたし、船内企画も楽しめました。 残念ながら、チャータークルーズ企画としては営業的に失敗だったようで... その後、外国船クルーズは手掛けていないのは残念です。

https://cruisemans.com/@yotajii/1542

台湾のチャーターは、日本とは違ってほぼほぼレギュラークルーズと変わりがありませんでした。とてもリーズナブルだったのでお得感がありました。

他にチャータークルーズで気をつけたいのは、主催旅行社の客層でしょうか... これが合わないと、クルーズ中、嫌な思いをする事が多いです。

知名度があって、日本人が乗っていない双璧はやはり

• Fred. Olsen Cruise Lines
• Phoenix Reisen

の2社ですかね...コレに更に加えるならTUI Cruisesあたり...
Fred. OlsenもPhoenixも特徴のある名船を多く運行している会社で...
船好きとしては乗りたい船社なのですが...
これらに共通するのは、ワールドワイドを相手にしていない船社ということだと思います。奇しくも皆ドイツマーケットの船会社なのですが、ドイツのマーケットだけでキャビンが埋まってしまうんです。
同様の理由で、P&O Cruises Australiaなどもワールドワイドでの販売は無い会社ですね。オーストラリアマーケットだけで埋まってしまう...
自分が乗りたかった船がこういう会社に行ってしまうと、とても悲しくなります...（＾＾；）

新造船というだけあって、新機軸のサービスや設備が提供される事が多いですから、そういう意味では、在来船よりはサービスが良いという言い方も出来るのですが...

残念ながら、実態はそういうことでもなくて... むしろ就航当初の数ヶ月とか1年程度は、言葉は悪いですがクルーや設備、サービスなどのOJT的な側面が否定できません。 これらに付き合う覚悟は必要でしょう。

まぁ、新しもの好きの宿命ですかね...

習熟度が増すと、サービスの仕方などが変更される事も多いです。 また、同タイプの2番船、3番船にはこういう情報が反映されるので、まったくの新造船に乗るよりは、同タイプのより後の姉妹船に乗るほうがサービスを享受しやすい傾向があります。

高いランクの部屋に泊ったり、リピーターステータスのランクが上がると、WiFiが一定時間サービスだったりするケースもありますが、そうでなければ、やはり停泊中の港のフリーWiFiを使う一手でしょうね。

寄港地で船のクルーが大挙して座り込んで一心にPCやスマホを操作している場所があったら、そこがその港のWiFiスポットと思って間違いありません。

便乗しちゃいましょう!!

カーニバル系はダメですが、ロイヤルカリビアンは、RCI、セレブリティ、アザマラでリピーターステータスを相互変換できます。

例えば私はRCIではプラチナですが、セレブリティではセレクトというステータスになります。

ただし、あくまでどこかのクルーズラインのステータスに相当するランクが適用されるというだけで、乗船実績が会社を跨いで加算される訳では無いのでご注意を。

参考までに、変換のルールを書いておきます。

セレブリティのキャプテンズクラブと、アザマラのル・クラブ・ボヤージは同クラスの相互変換が可能で、

• preview(アザマラ）とpreview（セレブリティ）
• Adventurer (アザマラ）とClassic（セレブリティ）
• Explorer (アザマラ）とSelect（セレブリティ）
• Discoverer (アザマラ）とElite（セレブリティ）
• Discoverer Plus (アザマラ）とElite Plus（セレブリティ）
• Discoverer Platinum （アザマラ）とZenith（セレブリティ）

となっています。RCIのクラウンアンカーは"Platinum"から変換の対象となっていて、

• Platinum 、Emerald (RCI）がExplorer (アザマラ）とSelect（セレブリティ）
• Diamond、Diamond Plus、Pinnacle（RCI）がDiscoverer (アザマラ）とElite（セレブリティ）

になります。逆の場合は、それぞれ上位のランクになるので、

• Explorer (アザマラ）とSelect（セレブリティ）ならEmerald (RCI）
• Discoverer (アザマラ）とElite（セレブリティ）ならPinnacle（RCI）

となります。

船によっては９０ｋｇという制限がある船もあるようです。

中国発着のクルーズ船はこのパターンだと聞いたことがありますね。 それ以上でも追加料金を払えばいいかどうかまでは未確認です。

レディメードとオーダーメードの違いでしょうね。 クルーズ船は多くても同型船は一桁程度。 鉄道や航空機は単位が違い、数十、数百、数千のオーダーになりますから。 鉄道や航空機に魅力を感じられるかは、同じ型でも、微妙な違いを見出して、それを楽しめるかどうかですかね...

まぁでも、本来、乗り物好きであれば、どんな乗り物でもいけると思いますが...（＾＾；）

FITで海外旅行を普通に手配できるのであれば、クルーズも何も問題はないと思います。空港が港になるだけですよ。

ただひとつ問題なのは、港へのアクセスでしょう。 日本から手配する場合、空港から港までをどう移動するかがポイントになります。 移動が楽な港と、そうではない港が間違いなく存在するので。 港毎に難易度(!?)が違います。

最近は乗船レポートなども増えてますから。 ネットでまずは検索される事をお薦めします。

個人手配であろうが、ツアーであろうが、寄航中の連絡先は、かならずその日の船内新聞に記載されています。（船内標準語で連絡がつく番号です。）

これとは別に、外から繋がる船の電話も存在します。 これはバウチャーなどに記載されてますね。

数年どころか、もう間近になっているのがSAGAクルーズの"Saga Sapphire"でしょうね。

元Hapag-Lloyd Cruises のフラッグシップ"MS Europa"として1981年に就航。 1999年にStar Cruisesに売却され、"SuperStar Europe"となりましたが、１年で"MS Superstar Aries"と改名しています。この頃日本にも来てます。 その後、2004年にスペインのオペレーターPullmantur Cruisesに売却されて"MS Holiday Dream"となり、さらに、系列会社のフランスCroisières de Franceに移籍したのが2008年。この時の船名が"Bleu de France"。その後、2010年にSaga Cruisesに売却されて"MS Saga Sapphire"となっています。

Pullmantur時代に酷使されたのがたたっていて、機関の不調をずっと抱えている船ですが、なんといってもあのHapag-Lloyd Cruises のフラッグシップ"オイローパ"だった船なので。内装は往事を偲ばせるに十分です。

ちょっと遡って、スタークルーズ。 最近だと、ロイヤルカリビアンでしょうか...

スタークルーズは、古くはスーパースター・トーラス。 その後、最近になってヴァーゴで一瞬復活しましたけど、長続きしませんでしたね。

ロイヤルカリビアンは、チャーターに舵を切ってしまって、自主クルーズがなくなってしまったパターン。自主クルーズはセレブリティに引き継いだ格好ですかね。

どうやら空港が出来そうなので、今のうちなのかもしれませんが...

ずばり、小笠原でしょう!! 「クルーズ船でしか行けない」ではなくて、「船でしか行けない」ですけどね。

東京都でありながら、秘境感満載。

また、荒れる事が多い海域を通るので、船旅ならではのスリルも味わえる...

CIQの問題が解決すれば、寄港したい外国船は多いんじゃ無いですかね？ 職員の手配の関係上、入国や出国はできないでしょうから。

二見港は５万トンクラスまでは対応できるようになったようなので。 ラグジュアリーや、ブテッィッククラスの船ならいずれ入ってくるのではないかと。

ポナンとか良さそうですけどね...

ある一定の基準に基づいたクルーズ客船の評価で、その基準における優劣が読み取れます。

ただし、ダグラスワード氏は、人的サービスの評価への偏重が著しいので、実際に乗ってみると違和感を感じる評価も少なくないです。

あと読んでて面白いのは、欄外にある特集ですね。 これこそ豆知識っていう情報がちりばめられてます。 これだけでも読む価値がある本です。

安くはない本ですし、洋書ですから。 敷居は高いと思いますが、機会があれば手に取られることをお薦めします。 以前は和訳本もあったんですけどね... 海事プレスさんや、東京ニュース通信社さんを猛プッシュして出してもらうっていうのもありでしょうか...（＾＾；）

ちなみにiOS用のアプリなどもあるのですが、こちらは肝心の欄外の情報が無いので...面白みという点では1ランク落ちます。

少しでも上のカテゴリをというのは間違っていないと思いますが、それも料金次第かなと我が家では考えます。 たとえば、海側客室とバルコニー客室の差が１００ドル以上であったとしたら... 基本、二人で利用が原則ですから、その差は２００ドル以上になるわけで。 これは実際問題、小さくはない差です。

我が家は差が５０ドル未満（乗ろうと思っているクラスのキャビンとその上）であれば、上級キャビンを取る事が多いです。

あとは航路ですかね... バルコニーがあれば嬉しい航路・海域は確かにあるので。 例えばアラスカあたりは、バルコニーがあれば部屋から氷河などが見られる訳で。 まぁ、逆に言えば、こういう航路はキャビン間の価格差がそれなりにある訳ですが...

そうではない航路なら、安く乗って、その浮いた分を他のことに使うっていうのは勿論あると思うので。 必ずしもバルコニー必須とは思わないです。

幸いな事に実体験はありませんが... 自腹で次の寄港地の停泊時間内に移動すれば乗船は可能であると書かれてる書類が多いですね。

この事象のバリエーションが、例えば途中乗船であったり、乗船港の抜港に伴う措置ではないでしょうか..

途中乗船は経験アリです。（前半クルーズの権利放棄による） なかなかスペシャルな体験でした。 乗船港の抜港も、直接の被験者ではありませんが、2017年のコスタネオロマンチカ年末年始クルーズの神戸抜港にともなうドタバタが記憶に新しいです。 この時は、移動費（神戸から東京）は船会社から多少なりとも出たそうです。 .

開業日は２０２０年７月１４日。 開業初日にロイヤル・カリビアン・インターナショナルのスペクトラム・オブ・ザ・シーズが入港予定です。

今のところ、その次といわれているのがキュナードのクイーン・エリザベスで、これが２０２０年９月２８日とされています。

以下の公式URLをご参照ください。

公式URL：http://www.tokyo-international-cruise-terminal.jp/